どうも、「オフシーズン長いからふりかえりはのんびり書くかと思ってたら来季始動日まで1か月切っていることを知った」系マリサポのお市です。ヤバいです。夏休みは長いからと宿題を放置していたら8/31まで自由研究未着手だったときくらいヤバいです。
全体のふりかえりは誰かが書いてくれるはず!今回はサクサクっと1人あたり300~400文字くらいで個人評を書いていきます!それでも単純計算で35×400=14000文字!長い!バカか!
まずはコーチ陣と守備陣から、はっじまーるよー。
出場記録等はSoccer D.B.さまから拝借しております。
目次
監督:アンジェ・ポステコグルー(〜2021/6)
Embed from Getty Imagesだいたい過去記事に書いたからこっちを読んでほしい。
3年半、くそお世話になりました。ありがとうございました。
監督:松永英機(2021/6〜2021/7)
Embed from Getty Imagesアンジェが引っこ抜かれたので暫定で監督を務めたおじさま。丸みを帯びたボディと柔和そうな垂れ目がチャームポイント。ただタッチライン際ではブチギレながらドギツいことをおっしゃる。
「ポステコいなくなったらマリノス終わりじゃねw」と言われながらも大きくガタつかなかったのは、松永さんがヘッドコーチであるジョンに全権を委ねたことが大きいと思う。
事実トップチームのゲームを観ていると、修正のチャンスである引水タイムで前面に出てくるのはジョンだった。松永さんはというと判定への文句はよく言ってたが基本はベンチを定位置としていた。
「監督」と聞くと、アンジェのようにチームの航海図を描く絶対的なリーダーが浮かぶ。新監督に多くの人が期待するのは、そうしたカリスマ性なんじゃないだろうか。
そして周りの期待以上に、自身の意向もあるはず。「監督になりたい」と言ってマリノスを去ったピーターや新潟へ旅立った力蔵さんを見て痛感したが、指導者にとってひとつのチームを任されることは大きな目標だ。”暫定”と枕詞がついていようと、自分が預かったチームには自分の色を投影していきたいと思ってもなんら不思議はない。
ただ、松永さんはそれらを割り切って「つなぎ役」に徹した。一般的な監督としての動きよりも、チームの目標と現在地を把握した上で最適解を求めることを優先したからこその選択といえる。自身は表からは目立たない仕事に徹し、ジョンへ委任する権限を強めた姿勢はそのブレない選択の表れだったのではなかろうか。
松永英機監督指揮下で積み上げた15の勝ち点も、マリノス史上最高クラスだった2021シーズンの立派な一部。松永さんもまた、トリコロールの「ボス」の1人であった。
監督:ケヴィン・マスカット(2021/7〜)
Embed from Getty Images2021年7月から就任した、アンジェチルドレンの一角。「レオ!大然!エウベル!イェーイ!」なイケイケサッカーで勝ち点が積めていたので、就任当初は大きな変更はなく進めてきた。「結局マスカットさんってどんな人なの?」と思ったマリサポは私含め少なくなかったと思う。
ただ負傷者が増えてきて、エウベルのパフォーマンスが下降してきたと同時に、「このままだと優勝ないから!怪我人増えてるし!仕方なくだから!」みたいな素振りで”本性”を現し始める。
といっても現役時代に戻って練習中気の抜けた選手の足首を芝ごと刈り取ったりしたわけではない。外から見て気になったところをいじり始めた感じだ。「横浜F・マリノスの魅力あるアタッキングフットボールを継続するだけでなく、さらに進化させられることができる指揮官」と黒澤社長が述べたように、アンジェ政権の残課題を整理整頓し始めたわけだ。
その残課題こそ、速攻に頼らない攻撃の仕組み作りだと筆者は思う。
大然を筆頭としたスピードのある選手たちを押し出す速攻は決まれば鮮やかだが、前がかりになりがちなので途中でミスして相手にボールが渡るとたちまち致命傷になってしまう。また最初から殴り合いを避けて引いて守るチームと当たると速攻をやりにくくなるので苦戦を強いられるのも難点だ。
そのための実験的な試みが水沼宏太をトップ下に置いたアウェイセレッソ戦だっただろう。スタメンの多くが複数ポジションでプレーできる選手で構成されており、ポジションチェンジを多く行うことで局面打開を図りたい意図が感じられた。まあ、外しましたけどね!
その後のゲームではあんまり突飛なことはしなかった。東京のように前からプレスを敢行するチームは剥がして8-0にしたり、シックスポインターに燃える神戸はボールを持たせて刈り取ったりしたが、アウェイ浦和戦やホームガンバ戦のように「ボールはくれてやる。家にでも持って帰れ。その代わり勝ち点はいただく。(©️モウリーニョ)」とばかりに残課題と向き合わされたときの結果は芳しくなかった。
優勝争いやACLストレートイン確保といった目先の結果と、今後の結果に繋がる内容の改善の二兎を追うチャレンジは厳しかっただろうが、やっとオフがきた。来季に向けたキャンプで何をどこまで仕込むのだろうか。いやそもそも仕込んだりとかせずひたすら「ボールは芝と相手の脚ごと刈り取るもの」と自身のクレイジーサイコタックルマッシーンぶりを注入していくのか。来季の手腕に乞うご期待。
GK
GK 1 高丘陽平
Embed from Getty Images本誌選定技能賞。グローブをつけたメッシ。なんで自陣ペナ内で足裏とか使えるんだよ一身これすべて肝か趙雲子龍なのか
軽やかにプレスをかわしてフリーの小池龍太に浮き球パスを通す姿を何度見ただろう。スラダンの安斎先生ばりに「それだ!」ってなった。かわされるからといってプレスにいかないと平然と楔のパスを通してくる厄介さも兼備。とりわけ畠中負傷離脱後はプレス回避の中核を担っていた。
勝ち運に恵まれず所在なさそうだった去年の姿はどこへやら。クリーンシート(無失点試合)数は15とリーグ2位タイ。
xGベースでの失点期待値(失点するかもしれなかったゴール数?)との実際の失点の乖離にも貢献し
ペナルティエリア外からの被弾も0。
と堂々たる正守護神ぶりだった。エリア内に入られたあとの1対1対応のための予測とハイボール処理が伸びればもはや隙なし。来季は代表入りも狙って欲しい。
正守護神だけでなくイジられキャラの立ち位置も確保した印象。インスタのハッシュタグ”#YT1”は流行らせたいらしいので、ようへ推しの方は引き続き積極的に使っていってください。
GK 21 梶川裕嗣(来季磐田へ移籍)
Embed from Getty Imagesマリノス屈指の実力者も、ようへの台頭でカップ戦が主戦場となり、ついに2021シーズンがマリノスラストシーズンとなってしまった。今年も去年同様、心臓に毛が生えたポゼッションをしてた。表情が微塵も変わらないため、幼少期に特殊な訓練を積んで恐怖という概念を捨てたのかと思わせるほどだった。
ただ、30歳という年齢と出場機会の対比を思えば、よりゲームに出たいと思うのは自然な流れ。(まきとの時にも似たようなフレーズ書いた気がするな)
シゲさんメソッドを吸収し成長を実感しているとコメントしてたので、磐田ではその成長を表現してほしい。マリノス戦以外でぜひバチバチ止めてパギ同様「マリノスよ、なぜ出した」と他サポを歯嚙みさせてくれたら最高。特に川崎戦とかマジ頼んます。
小林祐三氏も所属していたサッカー選手コミュニティZisoのYouTubeで、マリノスでのプレーについて語っているが、実に示唆に富む内容だったので未視聴の方は是非観ていただきたい。このブログ読むより絶対有意義。
GK 31 オビ・パウエル・オビンナ(来季栃木からレンタルバック)
Embed from Getty Imagesマリノス在籍時の記憶はこちら。
正直片道切符だと思ってたので帰還は驚いた。栃木ではようへの壁は厚いががんばれ。フォースと共にあらんことを。
GK 32 田川知樹
エリートリーグを主戦場とした興国産技巧派GK。U-20代表に召集されたタイミングで無念の負傷。
2022シーズンもマリノスに残ってエリートリーグで実績を積むもよう。ゴールエリア外、特にボール保持時のプレーは世代屈指の選手であることは確かなので頑張ってほしい。
興国ズ皆(KABAちゃん除く)に言えることだが、最近着るものが垢ぬけてきた…ってこれどういう写真?
GK 34 中林洋次
シティでいうところのスコット・カーソン、かつてのマリノスの下川さん枠。何気に貴重なホームグロウン選手でもある。エリートリーグが主な仕事場となったが、的確かつ熱いコーチングは平井ら若いDF陣にとっては生きた教材だったはず。下位カテゴリならレギュラー張れそうだが残留を決心してくれた。ありがたい。
トリフェスで人生初ジェンガを経験。初めてとは思えない攻めたプレーで画面の前のマリサポとAJを沸かせた。ウッズさん、指めっちゃきれいっすね。。
DF 4 畠中槙之輔
Embed from Getty Images本誌選定特別賞。本当はMVPクラスの仕事ぶりだった。そう、負傷するまでは。
「リバプール見てたけどやっぱCBは固定せんとアカンわ」と悟ったアンジェの方針に伴い、リーグ戦はほぼ毎試合スタメンフル出場。3年来の相棒となったチアゴだけでなく、高丘との連携も高めて失点大幅削減に貢献した。
2020シーズン狙われまくったハイボール処理の目測誤りも比較的改善され、「パスがうまい」という売り文句を抜きにしても守備者として成長を続けていた。当然のように代表にも再度選ばれるようになった。
負傷したのは、ついに大手を振って日本随一のCBとして世界へ羽ばたきかけたその矢先だった。不当な評価をことごとく覆して実力を証明し、ついに…というタイミングだったので、しんちゃんの失意は計り知れないものだっただろう。
チームもまたしんちゃんの負傷が尾を引いたのか、彼の負傷後11試合は12失点、クリーンシートはわずか2試合と下降線を辿ってしまった。上に添付した画像の通り、しんちゃんの出場時勝率は65.5%。20試合以上出場している選手の中で2番目に高いこの数字が、皮肉にも彼の存在と離脱時のダメージの大きさを物語っている。
まずは焦らず万全の状態で戻ってもらって、来季こそ捲土重来のシーズンにしてほしい。
DF 5 ティーラトン(来季ブリーラムへ移籍)
Embed from Getty Images今年もなんやかんやで左サイドバックの定位置を死守した、微笑みの国から来たレフティテクニシャン。例年通り左端でファンタジスタみたいなタッチを魅せた。第31節アウェイ湘南戦でタイ人選手としては2人目となるJリーグ100試合出場を記録。おめでとう!
課題と言われて久しい守備(ボール非保持)にも改善の兆候が見られ、、、というか前田大然補正が大きかったかも。「自分のところで無理に止めにいかなくても、中切って遅らせられれば大然の戻りが間に合う」と割り切ったからか、無闇にボールへ突っ込む回数は減り、左サイドを切り裂かれるシーンも例年より少なかった。まあ、今年もルーカス・フェルナンデスにはやられましたけどね!!(泣)
攻撃(ボール保持)に関してはもはや事実上のキーマン。初年度の2019シーズンではあれほど対応に苦しんだポジションチェンジも、3年目の2021シーズンは難なくこなすようになった。とりわけ扇原との横関係はすっかり熟練の域に達し、ボランチの位置からチャンスメイクする姿もよく見られた。彼らのポジションチェンジ込みのパスワークで左サイドに基点を作れるため、前田大然は後ろを振り返ることなくまっすぐFWの位置まで走れた。まあ、扇原もブンちゃんも来年いないんですけどね!!(泣)
当初は無茶ブリだと思えたアンジェの要求も乗り越え、なんならチームのSB像を体現する第一人者にまでのし上がり、獲得に疑いの目を向けてきたサポーターに「出ていかないでくれ」とまで言わしめたブンちゃん。まさしくプロフェッショナルと呼ぶにふさわしい3年間だったといえよう。彼がいなくなった日本の冬は、例年より少しサムイネ…
DF 13 チアゴ・マルチンス
Embed from Getty Images本誌選定殊勲賞。怪我に泣いた2020シーズンの鬱憤を晴らすかのような堂々たるターミネーターっぷり。今年は反則級のスピードでねじ伏せるだけでなく、地上1対1の駆け引きの妙も光った。クサビのパスと持ち上がりの頻度も向上。キャプテンマークを任される試合も増えたからか、発言の端々に中軸の雰囲気が感じられ、名実ともにチームの柱となっている。シーズン終了時のコメントとか即刻強化部に注文つけてたしな。
ただ試合中しばしば松田直樹の魂が宿ってしまう傾向がある。
今年も元気よく高丘をワンパンでK.O.し(0:35あたり)
喜田をどついた。(第37節神戸戦)
(いきなり味方をぶっ飛ばす以外は)完璧超人になりつつあるが、空中戦と細やかなパスのタイミングはまだ改善の余地あり。チームの攻め急ぎをたしなめるコメントをしている辺り、ゲームの潮目を読む力はあるみたいなので、では自分がいつどこでどんなプレーを選択すればいいのかディテールを詰めていけるかをご検討いただきたい。「安全第一」の精神でクリアを多くするのはわかるけど、もう一歩早くポジションとっていれば味方へのパスにしてカウンターできたのに、、というシーンがまだ多い。ヨーロッパに行く前に横浜で更に成長していかないか。
DF 15 伊藤槙人(2021シーズン途中で磐田へ移籍→完全移籍)
Embed from Getty Imagesシーズン途中でお別れした汗っかき半袖系桝太一。期限付き移籍だったためカムバックもありうる…?と言われていたが、磐田の昇格に貢献したのが認められ、案の定借りパクされた。30代の選手の期限付き移籍は概ね片道って村のばっちゃが言ってただよ。。諸々過去記事に追記しておりますので、そちらご確認ください。
2020シーズン苦しい時期を助けてくれたご恩は忘れません。磐田でもお元気で。あと川崎叩いてください。
DF 16 高野遼(2021シーズン途中で磐田へ移籍)
Embed from Getty Images「SNSそんなにしないし遅刻もしないバンジャマン・メンディ」と期待していたホームグロウン筋肉LSBは出場機会を求めて磐田へと巣立ってしまった。とてもつらい。本当につらい。LWGじゃなくてLSBとしての彼を期待していたのに。諸々過去記事に追記しておりますので、そちらご確認ください。
DF 19 實藤友紀
Embed from Getty Imagesストライカーの本能を持ち合わせたイケおじCB。アウェイ広島戦、イブラヒモビッチ顔負けのゴールはもっと評価されて然るべき。ゴールとキーパーの位置を感覚で捉えているからこそあのコースに飛ばせる…はず。偶然じゃないと思う。たぶん。きっと。知らんけど。
本職の守備も他のCBたちには出せない老練さを見せつけてきた。
アウェイ名古屋戦でシュヴィルツォクを苛立たせ、アウェイ柏戦でペドロ・ハウルを完封したマークと空中戦対応は美しかった。自分の出来ることと出来ないことを割り切った上で最善を尽くす姿勢はまさにプロフェッショナル。背格好の似た西田勇祐のみならず、全CBにとっての生きた教材といえよう。
ただスピード勝負を補うためにちょっと下がった結果DFラインが少しズレたり、反対に前に突出して潰しに行ったがかわされて大ピンチなど、彼を起用することのリスクもある。30代がバッサバッサ切られていったオフでも残ってる辺りに首脳陣の評価の高さは感じるので、来季もキツくなった時はよろしゅう頼んます。
スピークアウトで水沼宏太とは小学生の頃からの仲であることが発覚。
縦の糸はあなた、横の糸はわたし。織りなす布はトリコロール。それではお聴きください、中島みゆきで「糸」。
DF 24 岩田智輝
Embed from Getty Images本誌選定敢闘賞。RSBとして入団してきたはずがCBとボランチでフル回転した。「ハルク目指してます」と宣言したりぱっと見でわかるマッチョなのでそこばかりが注目されがちだが、今年1年観てたらものすごく(サッカーでは)賢い選手だとわかった。CBからのパスを引き出す瞬間瞬間のポジショニングの妙、パスの長短を変えて攻める手口を示す提案力が光り、渡辺皓太とのコンビは「もしかしたらアンジェの理想形なのでは」との声も聞かれたほど。
また第16節大分戦で記録した走行距離13.684kmは2021シーズンのJ1全選手の中で最長(Jリーグ公式より)。スタミナの面でもタフであることを証明した。単に多くの試合に出場していただけでなく、多くのシーンに関わるべく走り回った証でもある。大きなケガなく複数のポジションでレギュラークラスの仕事をこなしてくれる岩ちゃんがいなければ、ACL圏にすら入れなかっただろう。
とはいえ、ボールロスト時に備えた場所をとるかゴール前まで突っ込むかなど、瞬間瞬間ではなく時間帯に応じた位置取りは改善の余地あり。今後はボランチで勝負したいらしいので期待していきたい。
話には聞いていたがマジもんのド天然だと判明。
あと同郷の健さんと話すと方言丸出しになる。かわいい。
DF 25 小池龍太
Embed from Getty Images本誌選定MVP。リーグ戦出場時間はフィールドプレイヤーで5指に入り、出場時勝率65.8%は20試合以上出場した選手の中ではNo.1の値。
去年からやべーやつ(※褒めてます)と思ってたけど、2021シーズンを一通り見て筆者は確信した。マリノスの真のモンスターはトリデンテでもマルコスでもチアゴでもない。小池龍太だと。
字数を絞って語ろうとすると、「やばみが深すぎて尊み秀吉」とライブで推しと目が合った直後のヲタクみたいなことしか言えないので、別記事にまとめます。更新したらリンク貼っときますのでご参照ください。
DF 27 松原健
Embed from Getty Imagesジェットコースターばりの乱高下を体験した愛され系小顔SB。代表入りした時はマジでビビったし、あまりにマリノスでのいつも通りすぎてそれも驚いた。あ、健さんのことをこってり書いた記事はこちらです。
しかし代表選出後は小池龍太の台頭によりベンチへ降格。5月のアウェイ鹿島戦とホーム柏戦で後手の対応を踏んだのがマイナス印象だったかもしれない。年イチトンデモミドルは突き刺してはいたが。
というかRSBのポジション争いレベルが高すぎるんよ…
その後は同点/ビハインド時に途中出場しては、長いボールや今年頻度が増えたゴリゴリドリブルで攻撃にアクセントを加える役割に終始した。
出場時間数はマリノス加入後2番目に少ない1399分。ここでピークを迎える選手だとは全く思わないし、まだまだ伸びるはず。メンタルの持ちようは難しいかもしれないが、試合数の多い来季は是が非でも復活してほしい選手の1人。引く手あまただと思うけど残って、、、
テルといたずらっ子ポジションにいたはずが、同郷の岩ちゃんがフリーダム天然すぎるのでツッコミ役に回ることが増えた。
DF 30 平井駿助
Embed from Getty Images興國カルテットの一角は同期の田川、南とともにエリートリーグで経験を積んだ。
一時期はアンカーとしてもプレーし、手応えを掴んだ様子。「シンプルにプロ相手だと1対1で出し抜かれがち」という課題は割と角田涼太朗と近い気がする。もしかしたらアンカーで花開くかも…?
DF 33 和田拓也(#VALUE! へ移籍)
Embed from Getty Images嫌だああああああああああああ行かないでえええええええええやだああああああああ
…失礼しました。取り乱してしまって申し訳ありません。
言わずと知れたセクシーコマンドーは今年も限られた時間で記憶に残るパフォーマンスを披露。「狙ったってことにしといてください」と言ったクロスシュートでパギを陥落せしめたのも記憶に新しい。
行き先が(※可能な限り汚い言葉を使っていますが読むに耐えないため自主規制しております)なのを度外視すると、和田さんの出場機会減はある意味チームの方向性が顕著に出た好例だと思う。
この動画で「SBだからスプリントが増えた」と彼は語っていたが、ボランチにもスピードやフィジカルといったアスリート的な側面を強く求めているのだろう。有り体に言ってしまえば「ハルク」岩田智輝ばりのマルチっぷりが求められるのがこれからのマリノスなんじゃあないかとぼかぁ思うんです。
今までありがとう、和田さん。J2にいる選手ではないと思うので、来季はなるべく早く個人昇格先を見つけてください。
DF 36 角田涼太朗
Embed from Getty Images筑波大サッカー部を早期退部してプロ入りしたゆるふわフェイスの愛され系左利きCB。Men’s FUDGEのインスタアカウントかと思ったらりょうたろさんだった。
ちなみに言っとくけど中退じゃないからね!ちゃんと卒論も出したからね!
エリートリーグでは数試合出場し、プロのスピード感へのアジャストを始めているご様子。とはいえ清水戦では指宿に身体をねじ込まれたりするシーンもあり、対人もだいぶゆるふわなのでは…?という疑いをぬぐい切れぬままシーズンが終わってしまった。リーグ戦の出場がわずか1試合で、しかも5点差以上ついてセーフティリードもいいところな場面で使われただけ、という事実が、りょうたろさんの評価を物語っている。
とはいえ期待がなければベンチにも置かないはずだし、当人も「開幕スタメンを狙いたい」と宣言している。
2021シーズンは高く跳びあがるためにしゃがんだシーズンだった、と思えるほどのジャンプアップに期待している。
今回はここまで!次回はMF、FW編です!
<この項・了>
“ひたすらやかましいけど私見に満ちた2021シーズン個人評(監督、GK、DF編)” への1件のフィードバック