どうも、「2022年こそ格付けチェックで一流キープしたい」系マリサポのお市です。いよいよ年の瀬まで引っ張ってしまいました。今回は中盤から前!さくさくいきましょう!
監督と後ろの面々はこちら!
MF
MF 6 扇原貴宏(来季神戸へ移籍決定)
Embed from Getty Imagesいやーーーほんと成長を観てて楽しかったんだけどなあ。
毎シーズン伸びてるなとは思ってたけど、2021シーズンは格別だった。SBの後詰めやリスクヘッジに重きを置いた昨年よりもプレーエリアは前方へ伸びたし、サイドであえてコネてタメを作るのもかなり出来てた。ここ2年同様大外まで出て左足クロスを供給したのはもちろん。
もう既に皆コメントしてることではあるんだが、彼との歩みは殊更に強調させて欲しい。扇原がマリノスの門を叩いた時、マリノスはボロボロだった。健さんもそうだが扇原も上手くいかないキャリアを送ってて、M-1で一発逆転狙う中堅芸人のようなギラギラ感があった。
とはいえ順風満帆とはいかず、自陣ゴール前でボールを掻っ攫われて鎌田大地にやられたり、守備では不用意に飛び込んではかわされたりラジバンダリ。不要論なんて何度出たかわからない。目立つミスをすれば真っ先に叩かれてた。
けれども中町公祐や中澤佑二にギャン切れされていたあの日の華奢なレジスタは、そんな罵声すら栄養に変えてすくすく育った。いつしかリーグ屈指のセンターハーフへと成長を遂げ、2019にはチームリーダーの1人として念願のシャーレを掲げた。まあ、累積警告で最終節出てないんだけど。
けれど、いささか育ちすぎた。なにせ世界最高のMFに欲しがられるまでになってしまったのだから。
扇原は喜田のようにずっとクラブに居続けた選手ほどではない。マリノスにもたらしたタイトルは2019のシャーレ1つ。語り継がれるレジェンドのような選手ではないかもしれない。けれど逆風ばかりだったCFGとのプロジェクトに初期メンバーとなったこと、そしてそこから逃げずに奮闘してシャーレに結実させたことは、決して忘れないでいたい。
残り少ないプロサッカー選手人生、ひとところに留まっていては見られない景色だってある。弊ブログはプロ選手扇原貴宏の決断を尊重するとともに、その5年間に感謝と賛辞を送りたい。ありがとうタカ、川崎戦はダブルで頼む。
MF 8 喜田拓也
Embed from Getty Images名パートナー・扇原の移籍できっと今頃傷心気味な横浜のバンディエラ。出入りの激しいマリノスで籍を置き続けているので、インスタのお別れコメントも多く書いてきた。そのせいかだんだんクォリティ上がってる気がする。
キャプテン兼スポークスマンとして上がりっ放しのピッチ外での評価と裏腹に、ピッチ内ではレギュラーを確固たるものにはできなかった。2021シーズンの試合数の多さはあれど、途中出場8はトップチーム昇格後最多である。事実今季の喜田プロはリードしたゲームでクローザーのように出てくることが多かった。
喜田プロの代わりにスタメンに入ったのは岩田と扇原。どちらも裏抜けしたFWに向けた前方への長距離パスやスルーパス、サイドに流れてのクロスなどゴールに直結する仕事ができる選手だ。アウェイ名古屋戦は露骨に「扇原を消して喜田に回せばマリノスの前進はスピードダウンするだろ?」というように喜田プロのパスコースだけ残してプレスをかけられた。
本人もその課題を乗り越えるために取り組んでいるようで、事実その名古屋戦でも間で受けて攻めの起点を作ろうとしていた。CityBoyYokohama a.k.a. 都市男くんと話した時も彼のボール保持時の貢献は大きなトピックだった。
「ワンタッチで近くの味方に叩く」以外の選択肢を増やせたら、より一層ピッチ内でも影響力が増すはず。ハマのバンディエラの更なる進化に期待。あと全マリサポの祈りを載せたミドルも来季こそネットを揺らして欲しい。
MF 14 天野純
Embed from Getty Images本誌選定作品賞。1シーズンに1回以上必ず語り草になる仕事をする左のワンポイント。今年の天野塾長の作品はこちら。
ここ最近のAJは記録ではなく記憶に残る選手。「毎試合スタメンとかにはならないけど、1年に数度はこの選手のおかげで勝った試合があると思わせる」なロシツキーと同じ種族になりつつある。ロシツキーと違って怪我はほぼしてないけど。
水沼宏太共々出れば高確率で点に繋がる仕事はしてくれるのだが、リーグ戦のスタメン起用はわずか7回。マルコスが変わらずどっかりと王座に座っているのもあるが、いかんせん輝くタイミングが
- 相手DFラインが下がってDF-MF間が広がってる
- 相手SBが引きつけられてハーフレーンが空いてる
の2つが同時に実現している時と限られがちなのが主原因な気がする。
なのでケヴィン式ブチギレファイアーフォーメーションこと4-2-4の時が一番活きるため、スタメンではなく味変担当になるのもわかる。
もっとも当人はその扱いにあんまり納得いかないご様子。「サッカーを楽しむ」を目標と公言している彼からすれば、もっとプレータイムは伸ばしたいだろうから無理はない。とはいえマリノスで優勝する目標は未達だと思うので、引き続き横浜で虹をかけていかないか。AJ Kick Academyの運営もあるだろうし。
MF 18 水沼宏太
Embed from Getty Images本誌選定シックスマン賞。またの名を代打の神様八木の再来。
スタメン出場1回でも堂々Jリーグアシストランク2位の9アシストをマークするハイスペ人材であり、世界一クロスが上手いPodcaster兼マネフォ先生。
オフザピッチの貢献を挙げるとマジでキリがないので、いったんクラブ公式Podcast「SPEAK OUT」だけでも聞いてくれ。下手なラジオDJより回し上手いから。で、とりあえずここではピッチ内の話だけさせてくれ。
右足の高精度クロスという大正義武器があるため、そこを活かすべく相手SBがヘタった途中から投入されがち。実は結構ワロスも入れてるけど、その後からドンピシャに合わせてくるので、最初のワロスはマイクテストみたいなもんだと思ってる。
ただ宏太パイセンはクロスだけじゃなく、根本的にキックが上手いんだと思わせるシーンがたびたびあった。沈んだ古巣トーキョーをオーバーキルしたゴールも、簡単にやっているが見事な一撃だった。おもくそニアぶち抜きよったぞ。
またボール保持時に周りに「いつ・どのタイミングで・どのスペースに入るか」と指示を飛ばしたり、アウェイセレッソ戦のポジションチェンジ祭りでトップ下を務めたりするなど、マリノスのサッカーでのボール保持への理解度の高さも窺えた。
貢献度の割に出場機会が。。。という問題があったので移籍の噂もあったが、蓋を開けて見れば契約更新一番乗り。来季も動きがビミョーな新入りとかいたら遠慮なく爆音で説きょもといコーチングしてほしい。
MF 26 渡辺皓太
Embed from Getty Images本誌選定カムバック賞。
ボールが上手く前に進まない、ブロックが崩せないなどが起きると、うわごとのように彼の名を呼ぶ程度には元からマリサポの期待値は高かった。今季序盤はホーム広島戦のアシストなど「ゴールに近い位置でプレーできれば仕事はできる」と証明してみせた。岩ちゃんとボランチコンビを組んだアウェイ大分戦で抜群の補完性を見せつけ、いよいよ喜田扇原の不動のレギュラーへ挑戦状を叩きつけた。
それでも田中碧との争いに屈し五輪代表入りは叶わず、ゴールに直結するプレーも少なくなって扇原にスタメンを譲るなど苦しい時期に突入。主力選手たちがトリフェスで盛り上がっているのをよそに、ユース生や高卒ルーキーたちと肩を並べてエリートリーグに出場した日もあった。さらに追い討ちをかけるように扇原が累積警告で出られなかった#DIV/0!との最後の横浜ダービーでスタメンに復帰し浮上のきっかけを掴むかと思いきや73分で2枚目のイエローを提示されて退場してしまった。
それでもマスカット監督の信頼は厚く、必ずメンバー入りはしていた。マリサポや監督の信頼に応えられたのはアウェイ神戸戦。イニエスタがかつてEURO2012イタリア戦で見せたような包囲網突破を含む抜群のパフォーマンスで2位確保陰の立役者となった。
続く最終節川崎戦でもハイレベルな中盤の攻防でも持ち味である小回りの効いたターンなどを見せ、シーズン終了後にA代表入りを果たす。大然和尚はまだしもなべこの代表入りはさしものマリサポも想定してなかったのでは。筆者はもちろん想定外です。
「ベンチ以上レギュラー未満」のような立ち位置からいよいよ殻を破りそうなところまでやってきた2021シーズン。来季は中軸としての貢献を期待したい。あ、わたなべファミリーのチャンネル登録お願いします。
MF 37 南拓都(来季盛岡へ期限付き移籍決定)
Embed from Getty Imagesエリートリーグを主戦場とした興國産スピードスター。トップチームデビューとなったルヴァン広島戦ではパッと見でわかるレベルで緊張しまくってた。なんでもないパスを受けたファーストタッチが明後日の方向に行ってしまったりしてて、申し訳ないけどちょっとほっこりした。
エリートリーグでは試合を重ねるごとにWGとして対面の相手を置き去りにする回数が増えていき、マリノスユース生やなべことの近距離のコンビネーションも有効に活用できるように。突きつけられた課題に対して真摯に向き合い、どう解決するかを考えられる賢い選手なのかもしれない。
来季はJ2昇格を決めた盛岡へ武者修行。ぜひキヅールさんの脚の細さを突き止めて欲しい。
FW
FW 7 エウベル
Embed from Getty Images本誌選定トリコロール新人賞。やはり「SofaScoreの申し子」「やせいの強化部」OJさんの読みは当たった。
ブラジル人選手のプレー動画と「行けたら行く」は信用してはならないと思っていたが、エウのドリブルはガチであった。またドリブラーにありがちな球離れの問題も特になく、大外からのクロス精度も◎。長らくテルの定位置だったRWGに収まり、崩しのキーマンとして活躍し、リーグ最多16回の決定機創出を達成。Jリーグ1年目の選手としては十分すぎるほどのパフォーマンスだった。
開幕前の負傷でフィットに時間はかかったが、徐々にプレー時間を増やし、ホーム湘南戦でJリーグ初ゴールをマーク。喜びを爆発させるのではなく、ピッチに膝から崩れ落ち仲間に肩を抱かれた彼の姿は印象的だった。
そこから先は小池龍太との名コンビを構築。お互いに内外のレーンを分け合い、ボールの預け先として活躍。ブラジルでのドリブル成功率の高さも伊達ではなく、酒井高徳など名うてのSBたちも手玉にとってチャンスメイクしてみせた。
ただし終盤は勤続疲労と「大外にいたら内側切って縦に持っていかせるとスピードダウンできる」と踏んだ相手の対策に苦しんだ。次第に逃げるようにハーフレーンより内側でボールを受けたがるようになり、相手のボランチに刈られてはDAZNから見ていてもわかるレベルでイライラする悪循環に入ってた。
とはいえJリーグでは戦術兵器たりえる選手だと1年目で証明できたし、2021マリノスの攻撃において中軸のひとりであることに疑いはない。オフは母国のビーチでのんびりしているようなので、十分リフレッシュしてきて欲しい。
FW 9 レオ・セアラ
Embed from Getty Images遅れてやってきた王国産ムキムキゴレアドール。肩にちっちゃい重機乗せてんのかい!
そこまで絞るには眠れない夜もあっただろ、と言いたくもなるが、どちらかというとご家族がなかなか来日できないつらさで眠れない夜のがあったかもしれない。リーグ初出場は4月だが9月までは単身赴任状態で生まれて間もない娘さんの写真をインスタストーリーによく上げていた。
家族に会えないストレスを相手にぶつけるがごとく、夏場は無双の働き。とりわけ8月は2021マリノス唯一のリーグ月間MVPに輝く。7試合6G3Aはもはや実質レヴァンドフスキである。
オナが抜けた穴を補うようなゴール数を記録し始め、いざ優勝へ…と思っていたら、だんだんとチームのビルドアップが上手くいかなくなるにつれプレーエリアが低くなった。相手ゴールから遠いエリアでのタッチが増えてしまった結果、9月アウェイ広島戦のドッカンミドルを最後に得点から遠ざかるように。
ポストプレーもどんどん上手くなっていったので、サイドから斜め前のパスを引き出して前進を手伝うなど数字に残らない献身はたしかに多かった。けれど夏の終わりとともにいわゆる怖い選手ではなくなってしまったような印象がある。アウェイ浦和戦でゴールを決めてJリーグ復帰1年で2桁を記録したのは素晴らしいが、夏の勢いを秋以降にも少し持続させてもらいたかった。
FW 10 マルコス・ジュニオール
その時、横浜に衝撃が走った。クリリン、イメチェン。純、スルーはいかんよ。
優勝への願掛けだったらしいが、順調に伸びてシーズンが終わる頃にはクリリンというより「あーばよとっつぁーん」なクリカンもといルパンに近い長さになっていた。長きにわたって課題視されていた「アタッキングサードでボールを持ったスキンヘッドは大然なのかマルコスなのか問題」に終止符が打たれたかと思いきや、今度は遠目には喜田と判別しにくくなった。
変わりゆくヘアスタイルとは違い、今年もトップ下の王座にどっかりと座ったマルコス。ゴールこそ2桁に届かなかったものの、隙間で受けて相手の逆を突くタイミングで前を向き予期せぬ精度のパスを通すお仕事を「ね、簡単でしょ?」とばかりにやってのける変態性は健在だった。シンプルにサッカーがうめえ(ノブ)
WGをアシスト役、オナと大然をスコアラーとする攻めの形が確立してたので、ビルドアップ部隊のヘルプとDFからボールを引き出す役割を多く担った。なので仕方ないといえば仕方ないんだが、やっぱりどうしてもエリア外からゴルフのアプローチショットみたいなミドルを決めるマルコスが見たい。今季も大変お世話になりました。来季はPK以外のゴールを増やしてもらえたら幸いです。
FW 17 宮市亮(今季途中からザンクトパウリより加入)
アーセナルも惚れ込んだかつてのワンダーボーイのJリーグ初挑戦は苦々しい結果で終わった。
リーグ戦の出場はわずか2回。Jリーグとヨーロッパのジャッジの違いへのフィット、マリノスのサッカーへのフィットと、そもそも試合に出る前にやらなければいけないことが多かった。けれど、それらへのフィットにはピッチ上での時間が必要というジレンマがあり、なかなか上手くいかなかった。
エリートリーグ清水戦での前半だけでイエロー2枚で退場という(アカン意味での)衝撃のデビューもビビっただが、プレー選択がドリブルに寄り過ぎている印象があった。故郷への凱旋となったアウェイ名古屋戦でも対面の宮原に向かって仕掛けまくったが、「じゃあその突破が何かをもたらしたか?」と聞かれると言葉に詰まる。そこと「ドイツ仕込みツヴァイカンプフ(物理)」によるファウルを天秤にかけると水沼、仲川を押しのけるほどのジョーカーとはならない、、、というのがマスカット監督の判断ではないだろうか。
このシーズンだけを見れば「期待外れ」の4文字がつきまとうだろう。けれど、来季本格稼働するための前フリだと思えば安いもの。本領発揮を期待したい。
FW 23 仲川輝人
Embed from Getty Images激動のシーズンを過ごしたハマのGT-R。本当に激動のシーズンだった。
怪我に泣いた2020シーズンと違い、目立った負傷は見られず。リーグMVPに輝いたクォリティを見せつけてくれる、、、と思いきや今度はチームのマイナーチェンジで割を食う形に。スペースに向かって駆けるトップスピードでいけばエウベルよりテルのが上だとは思う。けれど、「いきなりスピードで仕留めるのではなく、手数をかけて1枚ずつ剥がすのもやる」というやり方であれば運ぶドリブルと近距離コンビネーションも使えるエウベルのがフィットする。6月ごろから背番号23はスタメン表から外れる回数が増えていった。
そして7月。チームの主役の座から離れかけた折に届いた神戸からのオファー。古橋をアンジェに引っこ抜かれたからか、同様にスピードに優れたテルへのラブコールの熱さは想像に難くない。
だがテルは残留を決めた。「マリノスへの恩返し」というサポ泣かせなワードで筆者の涙腺は無事崩壊したが、それ以上にまだこのチーム自身の価値を証明してみせるという頑固さにも似た意志を感じた。「サッカーは意思決定のスポーツ」と誰かが言っていたが、プロ選手のキャリアもまた高頻度に意思決定を強いられる生き物なんだなと痛感した出来事だった。
2019年の思うままにオープンスペースを駆け抜けてゴールを重ねたテルはいない。彼が下降線をたどっているという意味ではなく、違う武器、判断のスピードで戦おうとしているという意味で。
たしかに2位以下が決定したホームガンバ戦、いつものコースとも言える左足シュートは枠を外れた。それでもハーフレーンからのアシストには、単純な速さではなく判断を瞬時に変えて最適解を叩き出す彼の知性が感じられた。
変わりゆくチームにアジャストさせながら、自分のできることを最大限注ぎ込み続ける。先発・途中出場関係なくいつでもフルスロットルで走れる。プロ意識の高いテルは確実に2021マリノスに不可欠なピースだった。
そしてミスは必ず取り返すのもプロの仕事。2位確定を決定づけたアウェイ神戸戦、ボールを握られながら苦しんだチームを最後に救ったのは、ガンバ戦で届かなかった仲川輝人の左足シュートだった。
ピッチ内外の選択でマリサポをエモに叩き込んだテル。来季もぜひ我々を沸かせて欲しい。
FW 35 樺山諒乃介(今季途中から山形へ期限付き移籍→来季復帰決定)
Embed from Getty Images興國のエースはプロ1年目から上々の出場機会を得て実力を証明した。ルヴァンでのゴールやエリートリーグでも活躍。ちなみにエリートリーグでは、「ちょっくら西川からゴールとったるわ(意訳)」とビッグマウスかまして有言実行するなどクソかっこいいムーブをキメている。
好きな芸能人にCHEHONを挙げるのし上がりメンタリティの通りのスピード出世で、昇格を目指していた山形に戦力として乞われてレンタルへ。「20代前半まではとにかく試合数を重ねること」というマリノスが思い描く若手育成の理想形のルートに乗っていった。
だが、開幕スタメンも勝ち取った逸材KABAちゃんならJ2でも上手くいく、などと甘くはなかった。
結局ゴールやアシストなど数字に絡んだ回数は少なく、目に見えた活躍は残せなかった。マリノスから借りパk…完全移籍になった山田康太には早々に懐いたみたいで仲良さげなあざといツーショットは量産されたが。
とはいえ数字には見えないトライアンドエラーによる成長はあったかもしれない。来季はカンバック予定らしいので、自身の勝ちと成長をトリコロールで見せつけて欲しい。
FW 38 前田大然
Embed from Getty Images本誌選定準MVPにして2021年J1リーグ得点王兼ベストイレブン。ちなみにマリノスで20ゴール以上を記録したのは、23年ぶりの偉業とのこと。シーズン前みじんも期待していなかったオレよ、己が不明を恥じよ。お前の目は節穴である。
大然和尚への謝罪の意も込めて根性マイニングした結果をまとめたので、詳細はこちらをご参照ください。
ここまで活躍してれば海外から目をつけられても仕方ないよな、と思ってたら、引っこ抜きにきたのはかつての「ボス」だった。もっとトラウマ枠(上田とかダミアンとか)抜けっつってんだろヒゲ
セルティック的には最初は期限付き移籍らしいが、買取前提らしい。「メルカート893」ことマリノス強化部の皆々様には、お買い上げされる際には小国の国家予算くらいの額はせびっていただきますようお願いいたします。
とか書いていたらセルティック行き決まった!ぶちかましてこい和尚!NHKあたりで瑛太と対談特番組まれるぐらいにかましちゃえ!
FW 41 杉本健勇(今季途中から浦和より期限付き移籍加入→来季磐田へ)
Embed from Getty Images本誌選定ラジー賞男優部門。雰囲気ガンガン出した顔つきをしておきながらなんだその棒読みはァ!
しかしピッチ内では(いい意味で)「思ってたんと違う!」とマリサポに言わしめる奮闘ぶり。本人もインスタで言っていたが、「忘れかけてたもん」信頼を置いてもらえる環境でひたすら上手くなろうとサッカーをする、プロとしての根源的な楽しさを再発見してたようには思う。ポテンシャル爆発やさぐれイケメンが自分たちと出会って心開いて笑顔が増えるなんてそれなんて乙女ゲーですか
「このままマリノスに残ってくれれば来季こそハマってくれるのでは」「何はともあれ横浜に墓を買ってくれ」という思いはマリサポの間にあったものの買取は断念。マリノスフロント的には来年30歳の選手の将来性にどこまでペイするか、という怜悧な意思決定があったんじゃなかろうか。おすぎが25とかだったら違う道を辿ったかもしれない。「あなたの来るのが遅すぎたのよ。」とララァ・スンみたいなことも言いたくなる。

さらば、おすぎ。マリノスで取り戻した「忘れかけてたもん」は川崎に向かってぶっ放してくれ。
FW 45 オナイウ阿道(今季途中からトゥールーズへ移籍)
Embed from Getty Images2021マリノス序盤戦のエース。活躍ぶりはこちらに書きましたので、別途ご参照ください。
活躍が認められ、夏頃フランス2部トゥールーズに移籍。序盤こそゴールを重ねていたものの、なかなかポジション争いが厳しいもよう。フランスでもオナイケーーーーーーーー!!!オナアレ(Allez)ーーーーーーー!!!!!
これにて2021シーズンおしまい!2022年も元気にハイラインしていきましょう!
<この項・了>