さして大事なことは書いていないし主観的すぎる横浜F・マリノストップチーム2026-27シーズン選手名鑑(FW編)

はじめに

毎度です。長くなりましたが選手名鑑としてはこれがラスト!「え、あなたもFW登録?」な人もちらほらいるFW編です。

DF編はこちらから↓

MF編はこちらから↓

それではどうぞ!

FW 7 遠野大弥

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ダイヤモンドは砕けない

2025に川崎から加入し、得点力不足に悩んだチームをけん引するも度重なる負傷により苦しんでいる雑草魂系アタッカー。元々はJFLのHONDA FCでプレーしており、実際に作業着を着て工場の職員としてエンジン周りの検品を担当していたとのこと。\ご安全に/

負傷前はレンジ・蹴り足の左右を問わないシュートでチーム内得点ランク上位をキープ。とりわけコーナーキック時のミドルはそのままチームの戦術のひとつとしてカウントされそうな勢いで突き刺さっており、さながらゴラッソ製造工場といったところでした。\ご安全に/

ただ、2025シーズン、百年構想リーグとまさに今が絶好調というところでシーズンを棒に振るレベルの大怪我に見舞われてしまっています。フル稼働できていれば2桁得点は悠々クリアできたようなペースでゴールを量産していたので「惜しい」と思う気持ちもありますが、何より2年連続アキレス腱断裂という痛ましい事実にダイヤ自身の心境はいかばかりかと悲しくなったのを鮮明に覚えています。

しかしそれでも、遠野大弥は砕けませんでした。
百年構想リーグでの受傷したのは古巣の川崎戦だったこともあり落胆と失意のほどは見て取れたのですが、そこから実直にリハビリに励みつつ、今オフの宮崎キャンプではランニングできるところまで回復済み。チームメイトと軽口を叩き合う姿からは、日差しまばゆいピッチにいることが彼の日常に戻りつつあるということを示しているよつでした。
またオフ中には古巣のHONDA FCのイベントにも参加。「怪我を治して、自分のゴールでマリノスを優勝させる」と宣言したそうです。泣かせるんじゃないよまったく…

ここまで辛い日々が続いたマリノスでの時間、そろそろ報われて然るべきでしょう。まずは別メニューかと思いますが、復帰したらお得意のゴラッソで我々マリサポの中の「ここからの距離ならシュート入りそう」という感覚をバグらせまくって欲しいと思います。そして次こそ怪我なく\ご安全に/

弊クラブよりもやたらと充実している川崎の選手プロフィールを見ると、2021年版2023年版で明らかに身につけるブランドが数段レベルアップしていることが窺えます。給料上がったんでしょうねえ…
ただし好きな映画は一貫して「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」。個人的には好感持てるセレクトです。

FW 9 谷村海那

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お前のような陰キャがいるか

J1も2年目を迎えた、おらほの(東北地方の方言で『私たちの』という意)大型CF。エースの座を完全に射止めました。いまだに試合後インタビューの質問には原稿用紙1行分しか答えない口下手っぷりは変わらずですが。

特定の相手から固め取りしている印象は否めませんが、それでもPKを除くxG(ゴール期待値)は7.0と東西合わせてリーグトップ。
へばっていてもクロスに欠かさず飛び込んだり、自分が点を取りやすい状況を作るために相手と絶えず駆け引きしたりと、決定機を少しでも作るべく奔走していた成果がゴール数以外の数字に現れていると言ってもいいでしょう。

ただゴールに関連する数字以上に、様々なタスクを一手に引き受けてくれていることが何よりありがたく、彼を替えのきかない存在たらしめています。
自陣からなかなか前進できない時や相手DFを空爆する時はロングボールのターゲットになり、相手がボールを保持しているときはプレスの一番手として走ったりと、数字にこそ残りにくいものの大切な仕事をしてくれています。
ただそのせいでクッソ疲れるのか毎試合70分過ぎ辺りに60代かと見まごうほどの老けた顔立ちになってますが、次の試合ではまた馬車馬のように働いてくれるので、頼れるとか通り越して既存のホモサピエンスのそれとは違う何か別の動力源を有しているのではと疑っています。

加えてJ1へ慣れてきたのか、奪いどころのわかりにくい遅めのドリブルも相手ペナルティエリア近辺で発揮。対面の相手を釘付けにしつつ味方が適切なポジションに入る時間を提供するこうした心憎いプレーも見せており、いよいよただのワンタッチストライカーではなく万能型のCFとして脱皮しつつある印象です。
もっとも元々いわきでFWになる前の国士舘大では『なんでもできる』ボランチだったようですし、三十路を前にキャリアの総決算のごときプレーができているのかもしれません。

私のようなサラリーマンが得点ランクトップの一流FWに何か申し上げるのも恐縮ですが、もうワンランク上のストライカーになるためには、やはりシュート本数を底上げしたいところです。試合によってはロングボール対応や前線からの守備などの雑務に追われすぎて、1本もシュートが撃てずに終わることもあるので、よりゴール前でのプレー頻度を増やしてもらいたいです。
ここはチーム全体のビルドアップや崩しの出来も影響してきますが、周りにもっと要求していっていいとも思います。

あとは欲を言えばシュートレンジを広げたいところです。いわきではエリア外からでも遠慮なく脚を振っていたりしていたので装備はしているのでしょうが、マリノスでは基本エリア内からしか撃ってません。
J1のGK相手に無闇に撃つよりは、周りに渡してからエリア内に飛び込んでいく方が点を取る確率が高いと判断した結果かもですが、遠い位置からでも狙ってくると思わせてもいいのでは?と愚考します。プレスハメられるようになったらショートカウンターで遠めから撃ちやすい機会も増えるでしょうし。
などなど30手前でもまだまだ伸びしろを残しているので、今季も楽しみな選手です。怪我なくフル稼働頼んます。

EAST得点王の看板を引っ提げ参加したオールスターでは、YouTube用カメラを持った井上太聖の前で謎テンションを発揮。当人は自身を「陰キャ」と評していますが、単に人見知りが激しいだけで心を開いた相手に対してはだいぶ陽キャ寄りではないかと真性陰キャの筆者は訝しんでいます。

陰キャはチョケ顔でYouTubeのサムネになったりしないんよ

FW 11 ジョルディ・クルークス

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結構ちょけるタイプと伺いましたが

ドンピシャフィットの左足クロスがトレードマークのベルギー産アニキ系WG。2021シーズンに福岡に加入してJリーグも早や5年目。愛犬にも「Sushi」と名付けるほど日本に染まりきってます。

そんなジョル兄も2025シーズン奇跡の残留の立役者も百年構想リーグでは大いに苦しみました。
理由は多々浮かぶんですが、シーズンの入りからコンディションが上がりきらなかったのが大きいかなと。ただでさえ不得手な「独力で剥がす」というタスクがこなしきれず、シーズン後半は近藤友喜にポジションを追われてベンチスタートが続いたりもしました。
また「右サイドゴール前でボールを持ったら絶対左足に持ち替えてクロス」とわかったからには対策は簡単と言わんばかりの相手DFには左足を切られまくったのも痛かったですね。ここは相方がフリーランでWGを活かすのが上手い加藤蓮からSB実質1年目の井上太聖に替わったことも影響していそうですが、やっぱり目に見えて対策されてましたし、むしろジョル兄を潰してカウンターのきっかけを作ろうとする相手の動きも見て取れました。
右足クロスも上手いのでアシスト数はしっかり稼げた(シーズン4アシスト中3アシストが右足)のですが、わかりやすくフラストレーションがプレーに悪い意味で直結するタイプなので、うまくいかないストレスから雑なロストやダイブ→ファウルもらえずといったチームもスタンドも萎える行動が散見されたのは残念でした。

とはいえWGの基本動作と言いますか、所作の端々からベテランの妙味を感じさせてくれる選手でもあります。
ほんとに些細なことですが、4-4-2守備ブロックの一角を任された時の相手SBとCBへのプレスの掛け方とか見るとこなれているなあと思いますしね。シーズン通して他のサイドアタッカーたちが守備時に迷子になりがちだったことを考えると、地味だけど確実にこなしてほしいタスクを(イライラしてなければ)着実にやってくれるジョル兄は、失点に歯止めをかけたかったコーチ陣からするとありがたかったでしょう。

年齢的にもスピードがあるわけではなく、キャリアの岐路に立っている選手のひとりだと思いますが、だからといって老け込むにはまだ早いとも思います。アシストメイカーとしてはもちろんのこと、溢れるばかりの熱情でチームを鼓舞して目を覚まさせる役割を期待したいところです。イラついたときはカルシウムとかどうでしょう。緒方ホペイロに頼んで魚の小骨チップスとかベンチに置いてもらうといいかもです。

福岡時代にジョル兄を担当した通訳の方曰く、「会話の9割がジョーク」「口癖はincredible(意訳:すっげ〜)」とのこと。え、横浜でそんなキャラで通してませんよね?むしろ若手引き締めるためにちょっと近寄りがたい雰囲気出してません?もうちょいはっちゃけてくれてもいいんですよ?

FW 18 オナイウ情滋

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戦うのだと抗うのだと己にそう定めたのであれば

2025シーズン夏のウィンドウで加入したちょこまか系WG。兄はかつて横浜で名を馳せたCFオナイウ阿道(現・浦和)ですが、彼とはまったく別タイプのプレーヤーです。ただインタビューの受け答えが明瞭なところやチーム内での朗らかな人当たりは2人とも同じように見えるので、ここはオナイウ家の教育の賜物かもしれません。

スピードはJ1で圧倒的というほどではないものの、スピードに乗った状態でのドリブルとそこからのクロスは十分に計算できます。また本数自体が少ないのが残念ですが、シュートも芯を食って撃てるので数字に直結する武器を持つWGとしてやっていくための素地はある選手です。
またコーナーキックでアシストをマークしている通り、プレースキックも必見です。弊クラブはキッカーがクルークス、天野純と左利きに偏りがちなので、ぜひ台頭して右の選択肢として相手を迷わせて欲しいところです。

といったようにわかりやすい武器を持ち合わせる割にはゴールやアシストといった得点関与が少なく、また守備対応にも危うさを残します。
その理由のひとつとして、ゲームの中での力の使い所があんまりわかってなさそうなところが挙げられます。
元来明るいキャラクターではありますが、ピッチ内ではひとりでに迷い込んでしまうことが多く見受けられます。アウェイ水戸戦ではかつての同僚だった真瀬に攻守共にやり込められたように、迷いあぐねた結果として守備に奔走し、攻撃のメリットをまったく出さず沈黙したこともありました。
もちろんチームとしての戦術の整備が第一ではありますが、クルークスやユーリのようなカロリーをあまり使わない守備の仕方や自身の武器の使い所を心得た試合時間の過ごし方ができるようになって欲しいとも思います。この辺はじょーじ本人の自助努力に加え、ダニ兵衛コーチや迫井コーチあたりの個人能力開発手腕にも期待したいところです。

「今季がラストチャンス」という自身の言葉の通り、そろそろ26歳を迎えるじょーじにとっては今がWGとしての心身のピークでしょうし、今後J1でバリバリ主戦力としてやっていけるかどうかの瀬戸際でしょう。悩みあぐねて埋没している場合ではありません。J1挑戦2年目、ブレイクスルーの年にしてもらいたいところです。

ベンチ暮らしが続いた時もチームメイトへの声かけや給水ボトル渡しを率先する人柄の持ち主であること、 やかましい 明るいムードメーカーであることはマリサポに広く知られてますが、読書したり大型犬動画で癒されたりと親近感あふれる趣味を持つ人でもあります。

ラノベやアニメも守備範囲のようで仙台時代には好きなマンガ・アニメに『Re:ゼロから始める異世界生活』を挙げていました。結構ちゃんとサブカル好きっぽいので、私からも今季アニメの中からなぜかアニメ化された『鉄鍋のジャン』をオススメしたいですね。見どころは主人公がクッソ極悪非道なところです。何がコンプラじゃボケ!ってなった時にどうぞ。

FW 19 テヴィス

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溢れんばかりの気のいいマイルドヤンキー感

百年構想リーグ開始時よりクルゼイロからお借りしている若きブラジリアンウィンガー。よくまとまって動きがちな外国籍選手チームの末っ子的存在ですが、他の選手のゴール時とか日本人選手にダル絡みしている様子が見受けられるので、もしかしたらお兄さんたちより日本人選手たちとの距離は近いかもしれません。

スピードは飛び抜けているわけではないんですが、ボールを持った時にエリアを問わずまったく慌てる素振りが見られない冷静さが持ち味です。アウェイ清水戦のちょっと浮かせてタメを作る感じとかセンスが垣間見えますね。 千葉のサウダーニャとかこういうチャラいのよくやってた気がする

またシュートも上手いので、エリア内で隙間を作ると枠内にねじ込んでくるスキルがあります。世代的にネイマールの映像とか見ながら練習したんだろうな、と思わせる振りと弾道が一致しないキックは現有戦力でも稀有な武器といえます。

ただ守備ができない。びっくりするほどできない。そもそもマリノスがチームとして守備組織ちゃんとしていないのもありますが、2対1作られたりするとたやすく混乱に陥ります。露骨に守備をサボっているというよりかは、本当にどうしていいかわかってない感じですね。
サイドを任せるとたやすく突破されるのでトップ下(というかほとんど2トップの一角)みたいな位置で相手のアンカー番を任せてもあっさり外されてしまうので、どこで使うにもリスクが伴ってしまう印象は否めません。攻撃がどれだけ単調になっても大島秀夫前監督が大量リードでもしない限り起用しなかったのは、「リスクにリターンが見合ってない」と判断されたからかもしれません。

クルゼイロからのレンタル期間は今シーズンの半ばまで。それまでになんとかWGの基本動作を染み込ませてほしいところです。スキルを買われてレヴァークーゼンからオファーを受けた過去もあるとのことですが、今のままだと(組織としてマリノスよりはまとまっているから守備負担は軽めとはいえ)ヨーロッパに行っても浪漫枠扱いを受けてもおかしくないのではと不安になってしまいます。チームのために戦って欲しいのはもちろんですが、自分の市場価値を底上げするシーズンにしてほしいです。

東京V戦で遅ればせながら来日初ゴールをマークすると、6-0の6点目にもかかわらず脱衣して喜びを表現。試合後も終始ゴキゲンだったでしたが、決めた後の自分の写真をiPadの壁紙にしていることがインスタで明らかに。初めての異国の地でのプレーで結果を残せたのが本当に嬉しかったんでしょうね。かわいいやつめ。

FW 23 宮市亮

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こんなにZIP!ポーズがこなれているJリーガー他にいないでしょ

今でこそあんまり珍しくなくなってきた高卒即ヨーロッパのルートを15年前に切り開いたかつてのワンダーボーイも、今はすっかり大人になってマリノスの広告塔兼チームリーダーとなっています。数年前だと『GOETHE』とか載っちゃうしW杯期間中は『ZIP!』とか出ちゃいました。すみませんね、ウチの亮君なにせ顔がいいもんで。

肝心のプレー面は、代名詞のスピードこそ衰えが見られるもののサッカー自体への理解度が高まっているのか円熟味を増していっています。タッチライン際のボールの奪い合いとか、機を見たスプリントとか、細かいところに今までのキャリアの積み重ねが垣間見える渋いプレイヤーになりました。筆者は比類なき若手厨なのですが、亮君やジョル兄のようにベテランに差し掛かった選手が今までの積み重ねを随所に見せ、世代交代の波に抗っていく姿を見るのも大好きです。見かけよりもその生き様の方がカッコいいと思っちゃいますね。

ただやっぱりWGとしてはかなり物足りないところがあります。とりわけカットインシュート、クロスの両方ともスピードに乗り切ったときに精度を欠いているように見受けられるのは致命的かもしれません。もしかしたら彼を語る上で未だにつきまとう度重なる膝の大怪我のせいかもしれませんが、加速はまだしも急減速があんまりできていないように見えます。
こうした身体の変化はすぐにどうにかなる問題でもないと思いますし、亮君本人も「今の自分はこうだから」と受け入れているようです。
https://tarzanweb.jp/post-337629

とはいえ、2025年のホーランド政権下でSBとして起用されてからはSBとしての才覚を遺憾無く発揮。
自らがゴールに直結する仕事をするのは難しくなりつつあった中で、味方がその仕事をやりやすくする上での囮の動き(デコイラン)を行ったりする元WGらしい仕事はもちろんのこと、体格と読みをを活かした守備対応も光りました。
「愚将」のイメージが強いホーランド氏でしたが、人の才能を見抜く力は確かだったご様子で、亮君もこれで選手キャリアを延命するきっかけを得たかもしれません。

インタビューではマリノスへの恩義をよく口にしてくれる亮君。WGへのこだわりもきっとあるでしょうが、SBで起用されても不平不満を漏らすどころかむしろSBの選手からアドバイスを受けながらより良いプレーを目指してくれる姿勢には本当に頭が下がります。
ホームでの連敗が続いた時には強い口調でチームを鼓舞する一方、壁にぶち当たった関富貫太のような若い選手には「誰しもそんな時期がある」と寄り添う姿勢を見せるなど、ロッカールームでの振る舞いも申し分ないベテランの鑑なのは重々承知です。
ですがやっぱり筆者としては、プレイヤー宮市亮として、2023ホーム柏戦のような熱狂のど真ん中にまた立って欲しいなと思います。筆者も現場にいましたが、あの瞬間の記憶は一生の宝物といえますし、思い出すだけで今でも身震いします。

そのためにも1試合、1分でも長く、亮君のプロキャリアが続くことを祈っています。あ、それはそうと人手不足が予想されるSBのヘルプなども適宜お願いしたいです。いやマジで助けてください。

ヒーロー視されがちな亮君ですが、鴨居のイオンヘビーユーザーであることをトークショーでぶっちゃけたように庶民派な側面も。
あと要所でよく歌ってますが、マリノスだとチャントしか歌ってくれてないのは寂しいところ。
ぜひジャイアンリサイタルならぬ宮市亮リサイタルを開いて欲しいものです。その時は空き地どころか横アリかぴあアリーナMM押さえましょう。

FW 24 近藤友喜

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試合前に唐辛子をかじるって聞きましたけど

サイド攻撃活性化を目的として昨オフ加入したスピードスター。なかなか数字に恵まれず目に見えてしょげていましたが、最後の最後のアウェイ東京V戦でついに初ゴール。リーグ終盤にはレギュラーを奪取するに至りました。

強みはスピード含めた身体能力と地味な仕事も淡々と繰り返しこなせる利他的精神でしょう。
空いたスペースをこまめに突いたり、ドリブルで対面のSBに勝負を挑みまくったり勤勉な姿勢は見て取れました。
また公称173cmですが何気に空中戦が上手く、自分より頭ひとつ大きいDFにもロングボールに競り勝ったりしてくれました。
そのため対峙するDFが陸空双方で手を焼き、立ち位置を下げざるを得なくなったり、たまらず深い位置でファウルしていました。
対戦相手にとっては放っておきづらく鬱陶しい存在だったかなと思います。歯の隙間に挟まったえのき的な地味に気にせざるを得ない感じです(※褒めてます)。

ただ、こうした地道なダメージを相手に蓄積させてラインを下げてくれるのもいいのですが、いかんせん現代サッカーにおいて最前線のサイドアタッカーにはゴールとアシストという数字を求めざるを得ません。
昨季J2では5ゴール4アシストをマークしてますが、J1のレベルで見ると裏抜けやドリブルで相手を抜いた後のクロスやシュートなどの武器が乏しいように思えます。
また守備も「自分はこれをすればいい」とやり方が明確であれば上手く動けるのですが、用意していた守備基準がずらされたりするとアウェイ町田戦などにも見られたように完全に混乱→フリーズしてしまいます。組織の問題もあるにせよ、いわゆるWGの守備の定石などはまだ身につききってはいないのかなと見受けられます。

いずれにせよ、現状コンドゥのメリットを引き出すためには、「相手がある程度押し込んできて、走るための背後のスペースを空けてくれること」とか「前を向いていてスピードに乗った状態であること」などいくつかの条件が整っている必要があります。
もちろん彼を起用すると決めたのであれば、コーチ陣がその条件を整えて送り出すのが理想ではありますが、苦境に喘ぐチームが真に欲しているWGは、敵味方の環境や条件に左右されることなく理不尽にゴールに繋がる仕事をしてくる選手だったりするのも事実です。

コンドゥにとってもJ1でやっていくためには、やはり数字に繋がる武器を持ちたいですし、クロス上げにくい状態ならもう一段深く運んでみるなどの判断も磨きたいところです。
相手が嫌がるようなプレーができる身体能力やポテンシャルは確かにあるので、今季はウザい選手から怖い選手へのスケールアップを期待します。

ホーム鹿島戦は宮市亮の「俺たちがマリノスのプライドを守らないで誰が守る(意訳)」スピーチを聞いて奮起したもようで、数字こそ残らなかったもののかなり精力的に走り回ってくれました。宮市の言葉がプレーに直結する性質持ちなのかもしれないので、オフは朝日新聞出版から好評発売中のベストセラー、『それでも前を向く』を読んでもらいましょう。

FW 26 ディーン・デイビッド

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いつも朗らか

ラパルフェ都留似の裏抜け大好きイスラエル人ストライカー。シュートやGKとの1対1は格段に上手く、優秀なのはひしひしと伝わるんですが、乱暴に言ってしまうと使いにくい選手でした。

お披露目となった2025夏リバプールとの親善試合ではヤン・マテウス(現・鹿島)とのワンツーだけでシュートまでこぎつけてマリサポの期待感を爆上げ。続くアウェイ清水戦では早速初ゴールと順調にも思えましたが、その後は谷村海那の控えに落ち着きました。
百年構想リーグでもその立ち位置はあまり変わらず、谷村が存在感を増すにつれどんどん出場機会を失っていった格好です。

冷遇された理由は前線からの守備とか色々あれど、やっぱり一番は得意なパターンが残留争いだったり連敗中だったりしたマリノスのやり方とは合わなかったのが大きいかなと思います。
なるべく相手ゴール近くで相手DFとの駆け引きに集中させてあげたいタイプなのですが、自陣と敵陣を忙しなく行ったり来たりせざるを得ない上に、苦手な空中戦や守備で体力を消耗してしまっていました。(在りし日のウーゴ・ヴィエイラ的なジレンマです)

加えて2025トリフェスで露呈した「実は英語全然喋れないんじゃね」問題は、独力で解決するタイプではなくパサーあってのストライカーであるディニキのようなタイプにとっては死活問題です。天野純とのイチャコラのように、朗らかな陽キャっぽいですし英語もだんだん話せるようになったとのことなので、チームには馴染めていそうです。ただサッカーの細かい話で味方ともコーチ陣とも意思疎通に難があるのは厳しいところ。一回ヒーローインタビューでヘブライ語の通訳の方が入られていましたが、通訳さんに常駐していただく等何かしら策を講じないと厳しいかもしれません。

今から急ピッチで谷村海那と同じ仕事ができるよう筋肉とスタミナを増強してくれと言うのは酷なので、やっぱりチームとしてディニキを活かすための取り組みが求められそうです。
彼のシュートの上手さの恩恵に預かりたいのであれば、彼の長所が活かせるような算段をチームとしてやらないとこのまま宝の持ち腐れかなと思ってしまいます。あ、でも守備は流石にもうちょい磨いていただきたいです。日本のボランチにあっさり裏取られすぎだったので。

宮崎キャンプでは若手と同じグループに入れられ、主力組がやっている戦術練習から除かれていたとのこと。だからこそ練習試合熊本戦ゴール後に見せたガッツポーズは鬱憤を晴らした実感がこもっているように見えました。

なかなかJリーグでは運用が難しい選手なので、正直売却も視野に入れた方がお互いにとって幸せかもしれませんが、もしハマればあのシュートセンスはかなり稀有です。CFが難しければサイドで起用して逆サイドのクロスから合わせるマンジュキッチ的な運用もアリかもしれません。(古巣のマッカビ・ハイファではこの使われ方で点を稼いでたみたいですし)
いずれにせよどこまでJに合うかがポイントなので、腐らず日頃のアピールを頑張っていただきたいところです。

オフはタイで過ごしたもよう。プロポーズ成功したもよう。やったね!

FW 30 ユーリ・アラウージョ

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Jリーグ『コーヒー農園経営してそうな風貌』ランキング堂々1位(※私調べ)

ひとの良さそうな朴訥な笑顔とゴール後唐突にやるバク転がトレードマークのブラジリアンアタッカー。2025夏に残留に向けた起爆剤として アタッカーを見境なく買い散らかした 西野努前SDが呼び寄せてから早一年。だんだんとJリーグに慣れたのか百年構想リーグでは要所で渋い仕事をしてくれました。

(間近で思いがけずバク転されたので「うおっあぶね」ってなる谷村海那氏)

百年構想リーグ終盤ではLWGの立ち位置を掴んでいましたが、現代サッカー界に生きるサイドアタッカーとしては正直物足りなさを感じます。一瞬で相手を抜き去るスピードとかカットインからのシュート(主に腰がひねりきらない)とかはゆりおじにとっては専門外です。あんなに立派な大臀筋をしているからさぞや強烈ミドルとか撃てそうなのに。

しかし上手い。ひたすら上手い。相手からボールを隠す術も、相手にとって守備しづらい位置にひっそりと入るのも、守備での限定も、わかりにくいし伝わりにくいけどやたらと上手い。
そして真面目。ひたすら真面目。 ここ数年のブラジリアンアタッカーで「アタッカーはサボるもの」という固定観念が育ったせいで、ちょっとやってくれるだけでやってる感出てるだけかもですが、戻るべきときに戻ってくれたり、ちまちました動き直しをやってくれました。
「勤勉さと小技の数々による累計ダメージで勝ちに貢献する」という斬新なアタッカー。それこそが、ゆりおじが私たちに提唱したい新しい助っ人選手のあり方なのではないでしょうか。

30歳を迎えた選手がいきなりスピードで相手ぶっちぎったりミドルバンバン突き刺したりとかは考えにくいので、これからも独力でゴールを脅かしたりはしてくれないでしょう。ただ、ずっと味方からは「助かるなあ」と相手からは「あいつほんとうぜぇな…」と思わせる仕事は淡々と続けてくれるだろうという信頼はあります。この渋い輝きを新シーズンも是非とも見せてもらいt…と思ってましたが百年構想リーグの清水戦で負傷したためキャンプは出遅れ気味。この間の悪さも実に惜しい。。

TRICOLORE +の企画でW杯優勝予想は淀みなく「フランス」と回答。アンデルソン・ロペスなど過去在籍していたブラジリアンは迷いなく「ブラジル」と回答していたので結構意外でした。

FW 41 二田理央 NEW!!(←浦和)

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not フタダ but ニッタ

先方の大量保有していた前線の選手大売り出しキャンペーンにより浦和から完全移籍でやってきた野趣溢れるアタッカー。なんとなく似たタイプの肥田野と天秤にかけられてしまったかなとは思います。
とかく活かし方の難しい選手で、サイドに置くと守備の不安がつきまとうけど、ワントップに置くにはタッパが足りないなど帯に短し襷に長しなところがあります。武器を活かすにも前方に広めのスペースがないとつらそうなのも気がかりです。

ただ、右足のシュートとスピードはJでも指折り。右サイドをえぐってクロスを入れるかと思いきやニアに構えるGKの肩口を撃ち抜くなど、ゴール近くでは予想の斜め上をいくパワフルなプレー選択でスタジアムを沸かせます。ペナルティエリア内で脚を振らせたら何かが起こると期待させてくれる浪漫がありますね。

また湘南のレンタルで瞬く間にサポの心を掴んだように、熱意を目に見える形で表現できる選手でもあります。浦和ではなかなかアピールに成功できずベンチ暮らしが長引きましたが、出番に備え続ける姿勢は個人事業主たるプロサッカー選手として大事なものを持っている証とも言えるでしょう。

正直そのままの状態では、同じくシュートの上手い遠野大弥やすっかりマリノスの中心を勝ち得た天野純を蹴落としてポジションを得るのは難しいでしょう。サイドでのプレーを頑張って覚えてもらうか、さらにもう一皮剥けてセカンドトップとして数字を残しまくるか。
こうしたにたりおのような成長意欲とポテンシャルは十分だけど少し足りない若手を開花させられるかという点は、コリカ新監督以下コーチ陣に課されたタスクでもあると思います。個人的にはサイドで立ち位置を掴んで大外から合わせるウィングストライカーみたいな運用がいい気がしますが、コリさんの采配やいかに。

豪快なプレースタイルとは裏腹にやや几帳面なのか、スパイクの紐のねじれは必ず直すとのこと。
ただ安心してください。俺らの誇りウルトラホペイロ緒方さんがねじれたまま渡すことはない…はずです。

FW 46 浅田大翔

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チーム随一の鉄っちゃん(神奈川限定)

高校2年時にプロ契約をかわし、今季で2年目を迎えた育成組織出身のFW。もう至る所でこすられていますが、中学年代ではボランチで全国大会に出ていた選手です。冬の前橋で目撃していた筆者は、普通にフィジカルのあるアンカーになるもんだとばかり思ってましたが、あれよあれよと世代別代表で得点を量産するストライカーに育ちました。サッカー人生何があるかわかりませんな。

18歳の若さで武器を多く取り揃えているのが特徴です。薙ぎ倒して進むようなドリブルもできますし、守備時に二度三度とプレスをかけるタフさも持ち合わせ、ここぞの場面でラストパスも出せることは百年構想リーグ浦和戦で証明済みです(天野兄さんが決め損ねたのでアシストはつきませんでしたが)。
https://x.com/dazn_jpn/status/2047931541012029816?s=46

またスタミナ、トップスピード、ボールを巡るおしくらまんじゅう時に必要な筋肉や身体の使い方といったフィジカル要素もプロで通用しているもよう。
ロールモデルとなる選手に前田大然を挙げ、「前田選手のようにチームを助けられるFWになりたい」と公言していることからもわかる通り、元々あんまりエゴエゴしいタイプではありませんがチームが苦しいときほど攻守に奔走してくるメンタリティも魅力です。(なんか漫画のヒーローみたいな思考を地でいっている気さえします)

ただいかんせんゴールが遠いのがネックです。
前述の「チームのために」メンタリティが邪魔をしているだとか、多芸だからこそプレー時の選択肢が多くフリーの味方を優先してしまうとか、色々言われがちですが、問題はそういった性格的なところだけではないでしょう。
むしろプロの舞台でどのように点を取るかフィニッシュのパターンが確立しきっていない、またはパターンを確立できるほどシュート含むプレーの精度が上げ切れていないところにこそ、ヒロトが直面している問題の根源があるのではと筆者は考えます。
というのも、ユース年代相手なら平然とエリア端からえぐいコースのシュートをねじ込んだり理不尽な点の取り方ができていたためです。

プロだとGK含め相手守備陣のレベルが高く、こうしたよく言うと思い切りのいいプレー、悪く言うと能力差でなんとかしちゃっているプレーができないからこそ、なかなかゴールまでの道筋が組み立てきれていないのかなと推察しています。

とはいえJ1のDF相手にも競り勝てるシーンが増えてきていますし、特段悲観するほどのこともないのでは?とも思っています。
鹿島の吉田湊海、千葉の姫野誠と同世代がどんどん自クラブ内での序列を上げていたり、W杯メンバーと帯同できるチームに同行できずBチーム編成のようにも思えるモーリス・レベロ杯の方に組み込まれたりと焦りを助長させる要素は多々あるでしょう。しかもキャンプでも自分は主力組から外される中、歳下の三井寺眞が好調をアピールするなど思うところは多々あるかもしれません。
それでも焦りは禁物だと思います。まずは着実にプロでも点を取れるところを証明するべく技術の底上げを図ってもらい、ゆくゆくはA代表の座を狙って欲しいです。
プライマリーなどは別ですが、いまだマリノスユース出身者でワールドカップに行った選手は、2018年大会以降ではいません。ヒロトならその岩盤に風穴を空けられるはず。土手でヒロトのプレーに脳を焼かれた筆者はそう頑なに信じています。

歳上にもタメ語で絡める生意k…もとい勇猛果敢なコミュニケーションスタイルの持ち主で、寮から練習場への送迎を担当してくれている諏訪間幸成も呼び捨てである旨インスタライブでバラされていました。元気があって大変よろしい。
そんな豪放磊落みたいなキャラクターですが、何気に学校の成績はオール5だったり、電車に詳しかったりと意外性の塊でもあります。

以上!今シーズンもサバイブしようぜ!

<この項・了>

さして大事なことは書いていないし主観的すぎる横浜F・マリノストップチーム2026-27シーズン選手名鑑(FW編)” への2件のフィードバック

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