どこよりも主観的な横浜F・マリノス2020シーズン選手名鑑_中編

DF

#27:松原健(健さん、ケニー、マツケン)

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昨季本誌選定カムバック賞にして今季デジっちカメラ担当。(本人曰く”人見知り”なのに)美脚、小顔、体のトータルバランスと三拍子揃ったモデル体型が持ち味の右サイドバック。昨季ベストイレブン、得点王、MVPを総ナメした仲川の影には彼の貢献がある。

特筆すべきは「生まれるのが5年早かったらトップ下だったのでは」というようなパスの上手さだろう。身体の向きからパスコースが読みづらいフォームから繰り出されるパスは長短問わず精度が高い。中でもWG(主にテル)を走らせるのにちょうどいい10m超の長いグラウンダーパスは彼の専売特許ともいえる。個人的にはF難度の大技「マツバラ」だと思っている。

また押し込まれた時のクロス対応もすっかりこなれてきており、ファーサイドへのクロスからの失点減少に一役買うなど守備面での貢献度も上昇。システムの設計上SBがワンオペ気味に相手のアタッカー複数人の面倒を見なければいけないシーンも多いが、終盤の健さんはあまり身体の向きをコロコロ変えずに対応できていた印象がある。

広瀬陸斗とのポジション争いを制した格好で、今季も右サイドバックに座るが、前ちゃんの加入で決して安泰とは言えない日々が続く。この国内屈指の実力者同士のポジション争いを制した時、健さんにも日の丸をまとうチャンスが来るんじゃないか…と筆者は密かに期待している。

オフィシャルマガジン『TRICOLORE 2019号』によると、九州男児らしく亭主関白らしい。ポジション争いの相手であるわー坊とは育児仲間。
また端正な顔立ちや賢くも熱いプレーや心憎い人柄(ツイッターのアイコンを昨季限りでチームを去った杉本大地とのツーショットにしたりとか)からか、マリサポ人気がかなり高く、通称「健さん会」はかなりの人数である。

 

#29:池田航(コウ、池ちゃん)

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マリノスユースからトップ昇格した3人のうち、唯一武者修行に出されずマリノスに残った新人左サイドバック。どんな選手なのかは昇格が決まった時に書いたこちらの記事をご参照いただきたい。Furuさん(@furu14)のファッ○ンクールなシャシンも合わせてご堪能ください。

どうでもいいけど、この記事を書いたからかわからないが、お母様に筆者の存在が知られてるみたいでひたすら恐縮である。。

昨季マリノスユースはめでたく高円宮杯プレミアリーグ(1部相当)に昇格したわけだが、その時の原動力の1人がコウだった。彼のところで相手のプレスをかわせたのが大きい、というゲームがいくつもあった。アンジェ好みのサイドバックといえよう。

とか思ってたら、キャンプではCBとして使われたりしていた。彼にその適正がある、というよりかは数合わせな感は否めない。それとも本気でCBにコンバートしようと思っているんだろうか。。。その真相は神ならぬボスのみぞ知る。

とはいえ、キャンプに行ったフォロワさん曰く「物怖じせずにいつも通りプレーしていた」とのことだったので、おじさん一安心。持っているポテンシャルからすればマリノスのSBとしてやっていける器だと思うので、あとはプロのスピードや強度に慣れていって自分の持ち味を見せつけてやってほしい。そして今季ユニを買った筆者に「池田っているだろ、あの日本代表の。俺ぁアイツのプロデビュー時のユニ持ってんのよ」と言わせてほしい。(邪な願い)

 

#33:和田拓也(わー坊、ワダタク)

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昨季本誌選定カムバック賞。昨季は広島からのレンタル移籍の身だったが、最終節のパフォーマンスが評価されたか、完全移籍を勝ち取り晴れて正式にトリコロール戦士となったサッカーセンスの権化。両サイドのサイドバックとボランチを務める。前ちゃん同様サッカーIQの高い選手なので、その気になればIHもやれそう。感情を爆発させるタイプではなく、ひょうひょうとものすごいことをやってみせるタイプ。そこはかとなく仕事のできる男感が漂う。

ヴェルディユース出身者らしくボールを保持した時の動きがこなれており、ボール保持者にとって「そこに居てほしい」という場所に立ちながら、しかるべきタイミングでしかるべき位置にボールを運べるようショートパスでゲームをコントロールできる。チーム内でも有数の俯瞰でゲームを見られる選手だと思う。

ただSBで起用された時に、サイドに流れてきたFWにフィジカル勝負を挑まれて滅多打ちにされることもあった。サイドの選手としてはスピード(最高速度も瞬発力も)がやや不足しており、身体を当てられて為す術なく突破を許すシーンも。スタメン落ちの原因はそこにありそうなので、是非ともブンちゃん同様対人守備を磨いていただきたい。

明確な欠点こそあれど、それを補ってあまりある賢さと上手さがわー坊氏にはある。またACL含めた過密日程を戦うチームにおいて複数ポジションをこなす彼の存在はかなり大きい。スタンドに座る玄人筋すら唸らせるパフォーマンスを今季も期待したい。

昨年3月移籍直後に娘が生まれ、健さんと育児の話をしているらしい。まだまだやんちゃ盛りな御子を相手に頑張っており、ピッチ上でひょうひょうとしているわー坊氏も流石にてんやわんやっぽい。

 

#44:畠中槙之輔(しんちゃん)

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ご存知現役日本代表センターバック。左利きではないが、そのプレースタイルからマンチェスター・シティのCBアイメリク・ラポルテにたとえる声も。昨シーズンはドゥシャン、チアゴに続く3番手としてスタートしたが、開幕前の練習試合でアピールに成功してドゥシャンからポジションを奪取するとそこからスターダムを駆け上がった。レギュラーをあっという間に瞬く間に不動のものとして、日本代表にまで上り詰めた。

彼の代名詞といえば、中盤の選手顔負けのパスセンス。横パスや間近の選手につけるパスも多かっただろうが、CBの選手としては異常値快挙ともいえるシーズン2685ものパス本数を記録。もちろんリーグ史上最多だし、中盤の底でパスワークの中核となっていた喜田名人ですら2373本なのだから、彼の記録がいかにおかしいかがおわかりいただけるだろう。

本業ともいえる守備も、試合数を重ねるごとに危なっかしさが陰を潜め、代わりに恵まれた体躯を活かして1対1を制する場面が増えていった。特に空中戦はやたら強かったイメージ。「マルコスのスタンド直撃弾→退場」や「ドウグラス大作戦」に苦しんだアウェイ清水戦でも、リーグ屈指のフィジカルモンスタードウグラスとの競り合いでは五分だったはず。身長はそんな高くないはずだが、、、ジャンプ力ぅ…ですかねえ?

とはいえ、ベネズエラ代表戦で対峙したサロモン・ロンドンのような「人の形はしているがあれは間違いなくモンスター(褒めてます)」との競り合いは後手を踏んでいたり、準備ができていないままクルクル身体の向きを変えちゃうシーンもまだ少なくない。ACLではフッキを筆頭に質的優位に手足が生えたみたいなFWがワンサカいるので、ボール非保持時の「個の力」も磨いていってほしい。あと海外行きへの意欲が日増しに強まってるみたいだが、行くなら移籍先は熟考してほしい。

キャンプの同部屋はパギだったらしいが、彼のいびきに悩まされたらしい。ブリーズライトをしこたま貼ったりはしていたが結局止まらなかったので、「枕を投げつけたらやっと止まった」と物理攻撃に頼って解決したらしい。なんか夫婦みたいとか思ってしまった。

 

MF

#6:扇原貴宏(タカ)

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昨季のキャプテンにして本誌選定敢闘賞。今季もキャプテンを務める。その上イケメンでレフティで司令塔でクラブマスコットに激似な元五輪代表ボランチ。うん、ステータスが多い。さすがに少女漫画のヒロインの相手役だってもうちょっと要素絞るだろう。

他サポの方なら彼の名前を聞けば、「ああ、ロングパスね」とロンドン五輪の時のタカを思い浮かべるだろう。ただマリノスに移籍してから、とりわけ昨季のタカはロングパスだけが売りの選手では無くなっていた。端的にいうと、より一層スペース管理を意識した立ち位置ができるようになった。

例えばLSBブンちゃんが高い位置をとろうとするなら、その背後を埋めつつ後方に立ってひし形を形成する。マルコスがマーカーを集めてハーフスペースが空いたならそこへ突っ込んで高精度の左足でアシストを狙う。相手の脚が止まった後とはいえ、ホーム磐田戦のアシストはタカの新たな一面が垣間見られた瞬間だったと思う。

とはいえ、OJさん(@odajun2)が指摘しているように、ファウルの多さは玉に瑕である。

中盤のフィルター、前プレを受けた相手を刈り取る仕上げ担当であるのは間違いないが、それでも手を出したり出足が遅れてアフターチャージっぽくなったりとファウルになりやすい対応をしがちだ。また割と「文句があったら主審に詰め寄り隊」の色合いが強いのもそろそろ落ち着いて欲しい。きっちり2チーム作ったかのように見えるマリノスのスカッドだが、ボランチは実は手薄だったりする。出場停止はなるべく避けて欲しい。

マリノスの中盤というと、喜田名人の名前は他サポからもよく名前が挙がる。ただタカはまだ「ああ、ロングパスね」という古いパブリックイメージを払拭しきれていない気がしてならない。タカもまた、ショートパス主体で崩しまくった2019マリノスの中盤に欠かせない1人だったというのに。黒子に徹する時間の多い仕事ではあるが、もっと中盤を牛耳り「今日は扇原にやられた」「扇原エ↑グいて!(タカの発音を参考に)」と相手を歯嚙みさせるタカが見たいと思うのは、きっと筆者だけじゃないはずだ。あと今年はセレッソ戦勝とうね!

 

#7:大津祐樹(おーつパイセン、大津兄貴、大津CEO)

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オンザピッチではヨーロッパ仕込みの高強度プレスに、オフザピッチではファン・サポーター含めたチームの調和に精を出すハードワーカー。今年の1月には盟友酒井宏樹とともに、大学生プレーヤー向けプロジェクト「Football Assist」を発足した。代表取締役(CEO)は大津兄貴になっているらしい。ついにマリノスは現役日本代表のみならず現役CEOを抱えるクラブになったというのか。。。

オフザピッチでの活躍が目立った一方、オンザピッチではホーム松本戦の魂のアシストを除くと数字に直結したシーンは少なめ。中盤から前全てこなすユーティリティとしての立ち位置は確保したものの、引き立て役に回るにはまだ早い。トップ下はマルコスの聖域になりつつあるが、サイドに流れた後の高速クロスなどクリリンに無い武器も揃えている。ぜひとももう一花オンザピッチで咲かせて欲しい。

周知の事実だが、妻はテレビ朝日の久冨慶子アナウンサー(かわいい)。インスタでのイチャイチャは初婚の時より抑えめだが、やべっち優勝企画では公開ノロケを披露しているなど夫婦仲は依然円満。末長くもげろ。

 

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