どこよりも主観的な横浜F・マリノス2020シーズン選手名鑑_前編

GK

#1:朴一圭(パギ)

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昨季の正守護神。シーズン前(筆者に)不動のレギュラーと思われていた飯倉大樹からゴールマウスを奪取した「琉球のノイアー」は、そのまま優勝まで駆け上がった。J3優勝→J1優勝は前人未踏の快挙であると同時に、下部カテゴリの選手を大いに勇気づけたことだろう。

レギュラー奪取のカギになったのは、ゴールマウスだけでなくライン裏もカバーする守備範囲の広さ。チアゴ、畠中のCBコンビとの連携は日に日にこなれていき、「どこまでがDFに任せるエリアで、どこからが自分の担当か」がハッキリわかってきた印象がある。マリノスのハイラインは相互信頼によって成り立っていると思えば、あの常軌を逸した高さも胸熱モノではなかろうか。そんな胸熱ハイラインに心を打たれたか、本社のサポーター、シティズンもネット上のフォーラムでパギを賞賛した。

またビルドアップへの貢献もパギの魅力。本社との内ゲバマンチェスター・シティ戦での相手GKブラーボのプレーに触発されたか、浮き玉やちょい長めのパスを使ったプレス回避も使うようになった。おかげでマリノスは去年からの懸念だった前線からのマンマークを克服。琉球時代を知る人にとっては「前からできたこと」だったようだが、それをJ1の舞台でも武器として使えるのは簡単なことじゃない。

課題は負傷や警告での欠場が多いこと。その原因がほとんど飛び出しの判断ミスだったりする。マリノス密着ドキュメンタリー「THE DAY」の最終話で中林パイセンに説教されたことは記憶に新しい。

今でこそ「馬鹿になれ、点を取れ」なアンジェイズムにどっぷり浸かっているが、GKDFを見る日産スタジアムのスタンドの目は厳しい。昨シーズンの快進撃に慢心することなく、判断ミスに起因する欠場を減らし、チームと自身を更なる高みへ押し上げられるか。「琉球のノイアー」もとい「ハマのエデルソン」の更なる進化に期待したい。

インタビューとかするとめっちゃ喋るのはサッカーヲタク感あって勝手ながらシンパシーを覚える。

 

#21:梶川裕嗣(カジ) NEW!!

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リカルド・ロドリゲスが育てたJ2屈指のGKが、28歳にしてJ1に再挑戦。(2016年の湘南で2試合だけJ1出場経験あり)新体制発表会ではしっかりとした受け答えが印象的だったが、デジっちではアゴをしこたまいじられ、しかも地上波では全カットという不憫な仕打ちを受ける。

アゴいじり、ちょっと不憫な扱い、徳島からの加入ーーー。よし、杉本大地の後釜は埋まったな!

真面目な話、徳島でGKも含めたポゼッションを経験し、辛酸を舐めながらもチームをプレーオフまで導いた手腕は確かなもの。あとはJ1の水(シュートレンジの違いやトンデモFWとの駆け引きなど)に慣れさえしてくれれば、正守護神奪取も現実的な目標になる。練習を見にいった時には、シゲさんと長い時間話し込む場面もあった。話している内容はまったくわからなかったが、向上心や食らいつくメンタリティがなければシゲさんが熱を入れることはないだろう。控えGKに甘んじる気は無さそうだ。

マリノスのサッカーは、ハイライン裏を埋めるチアゴ、パギありきとも言われがちだが、リカ将に磨かれた遅咲きの才はその「前提」の牙城を崩せるか。ハイレベルな正守護神争いを期待したい。

 

#31:オビ・パウエル・オビンナ (オビちゃん)NEW!!

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去年は特別指定選手としてベンチ入りを果たした、大学屈指のゴールキーパー。長い手足と機敏な動き、身体のバネ、つぶらな瞳が魅力。オビちゃんマジキュート。

昨シーズンの優勝セレモニーでは、しれっと最後列センターに位置どり、マリノスケ帽子を被って大いに目立ってた。会社の忘年会でインターン生がめっちゃ目立ってる感じだろうか。オビちゃんマジ大物。

大学ではチームメイトの恋バナを聞いたり、後輩にウイイレでボコられても不貞腐れない器のデカさを覗かせる一面も。オビちゃんマジいいやつ。

ただ真面目すぎる嫌いがあり、コーチから「ハイボールもっと頑張れ」と言われた次の試合「ハイボールハイボールハイボール」と呟きながらプレーしていたことを流経大の監督に指摘されている。オビちゃんマジ愚直。

スタートの位置づけとしては第4GKになるだろうが、東京五輪のことを考えると今年を「ポテンシャル採用枠」として暮らしている暇はない。キャッチングが課題として指摘されているが、マリノスのコーチは誰あろう、キャッチングにこだわりを持つシゲさんだ。指導を血肉に変えながら、是非とも熾烈かつ特異な正守護神争いに割って入ってほしい。オビちゃんマジ頑張れ。

 

#34:中林 洋次(ウッズ)

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安心と信頼のベテランゴールキーパー。GK陣では最も経験値が高く、お父さんのような雰囲気が漂う。マリノスのオフィシャルマガジン『TRICOLORE 2019号』では、若いチームを見守ってくれているベテラン勢の一角として紹介されていた。

昨シーズンは飯倉の移籍に端を発する突発性GK欠乏症に陥ったマリノスにレンタルで加入。だが、GKに特殊なタスクを要求するマリノスではなかなか出場機会に恵まれず、ベンチ入りもままならない日々が続いた。
秘密兵器は秘密のまま終わるか、、、と思いきや、パギさんの粋な計らいやらかしに伴い、緊急出場。ここでの安定したパフォーマンスが評価されたか、完全移籍と相成った。

セービング能力は元から定評があったものの、マリノスの常軌を逸したハイラインに対応できるかが鍵。最終節での働きを見る限りは問題なかったが果たしてどうか。
かの「ボンバー」中澤佑二は30代後半にしてビルドアップ能力に磨きをかけたように、成長に歳は関係ないと思う。ぜひともリベロの仕事やビルドアップにも磨きをかけて正守護神を狙って欲しい。

あだ名のウッズはタイガー・ウッズに似ていることからつけられたようだが、ゴルフはやってないらしい。趣味はキャンプとのこと。めっちゃ手慣れた感じで火おこししそう。

 

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