遅くなりましたがFW編です(前置きすら省く余裕のなさ)
FW 7 エウベル(エウ) NEW!!
Embed from Getty Images170cm/28歳
去年シーズン終わり前に加入が取り沙汰されていた待望のブラジリアンドリブラー。早いうちに来日してもらってたのでキャンプも間に合った。強化部マジGJ。
プレー動画や皆大好きSofaScoreを見る限り、足に吸い付くようなドリブルとどつかれてもブレない体幹が最大の魅力。ゴール前はもちろん、低い位置から持ち運んで陣地奪還もできそうな期待を抱かせる。敵陣でのパス精度も高くアシストも多い。あとノリでミドルも撃つ。たぶんあんまり脈絡なく撃つ。
懸念は守備関連のスタッツが極端に低いことか。前任のエリキが「ひとり即時奪回→ショートカウンター」を頻発してただけに、ここは物足りなく映るかも。またゴールもやや少なく、シーズン2桁に乗せたのは2015年の1回だけ。前線の選手としてはやや物足りない。
だが去年のサントスのように、速い攻撃を得意とするマリノスでならポテンシャルをフル活用できそう。それにブロックを敷いてくる相手に対しては、なかなか奪えないドリブルは格好の武器になりそうだ。1年目の日本でキャリアハイを叩き出してもなんら不思議ではない。横浜で2桁ゴール2桁アシストの夢を見ないか…と言ってたらキャンプで負傷。かなりいい動きを見せていただけに残念。負傷→即復帰→再負傷のスパイラルは避けて欲しい。
チアゴの知り合い曰く「いいヤツ」。
その言葉通りデジっちではマルコス/マルチンス日本語学校に入校。水沼パイセンの質問にも「知らねえです」と答えられるほどフィットしているご様子。ぼんやり薄目で見ると顔立ちが魔裟斗に似てる。
FW 9 レオ・セアラ(レオちん) NEW!!
Embed from Getty Images(写真向かって右がレオ・セアラ)
178cm/25歳
新体制発表会でサプライズ的に発表されたブラジリアン・リアルガチストライカー。クラブ的には「どや!驚いたやろ!」って感じだったが、レオちん本人が早々にマリノス公式およびマリノス関係者のインスタをフォローしてたのもあって皆薄々気づいてた。情報は早く知ればいいというものではないことを悟った。
プレーは王道ブラジリアンストライカーっぽい。エジより動くがエリキほどは動き回らないイメージ。サイドに流れることも多く、ディエゴ・オリヴェイラのような「なんとなくCFっぽいイメージあるけど実は意外とサイドにいる人」の雰囲気が漂う。だがあくまで仕事場はペナルティエリア。身長は180cmに満たないが、高く跳べるし空中で止まれるのでエアバトルにも期待が持てる。「サッカーはケツ」の名言を残したマリノスのレジェンド松田直樹氏もサムズアップしてくれそうな体つきも◎。
所属しているクラブはブラジルの2部(しかもギリギリで残留)、当時J3だったFC琉球でわずか2ゴールという不振の歴史もあるため、懐疑的な見方をする人も少なくないと思う。だが去年猛威を振るったサントスも2部では33試合7ゴールで決して輝かしい経歴の持ち主ではなかった。そしてかつてマリノスでは満足に出場もできずSNSに捨て台詞を残して去った若者が帰ってきてアシスト王に君臨した実績だってあるわけだ。(しつこく掘り返す)環境によって途端に輝く人もいるし、時間は人を育てる。レオちんもぜひ期待値の斜め上を叩き出して欲しい。
あとすっごく木下通訳に似てる。
FW 10 マルコス・ジュニオール(クリリン)
Embed from Getty Images来日して2年間連続2桁得点をマークした王国産のエース。今年から満を辞してNo.10を背負う。先代10番のAJは半年でベルギーいってきまーすしてしまい、先先代は(※自主的に規制していますが可能な限り汚い言葉を吐いてます)だったし、さらにその前は音楽性の違いで脱退したので、すっかり呪いの番号と思われてしまった10番だが、クリリンなら打破できるだろうと期待する。やっぱりブラジル人ファンタジスタには10番が似合う。
クリリンがここまでの信任を得た理由は色々あるだろうが、やはりパス・シュートの上手さゆえだろう。ワンタッチで速攻を引き出すこともあれば、ゴルフの名手のアプローチショットのようにコースを射抜く一撃も併せ持つ。会報誌「TRICLORE」ではマリノスGK陣が異口同音に彼のシュートを褒め称えるほど。精度もさることながら、ギリギリまでどっちの方向に蹴るかわからないキックフォームも特徴的。シュートレンジもプレーテンポの緩急も問わず数字を残せる現代的なブラジリアンアタッカー。
ただあまりスタミナがある方ではなく、負荷調整が必要。かなり試合中熱くなるタイプで、(とりわけビハインド時)プレスの深追いも散見され、体力を大幅に使ってしまう懸念がある。また一昨年4-2-3-1(通称:マルコスシステム)のトップ下として攻撃の全権を握っていたためマークもきつくなり、それを避けるようにサイドや低い位置まで必要以上に動きすぎてしまった嫌いもある。満面の笑顔でゴールパフォーマンスのかめはめ波を放つクリリンより、うまくいかなかったり削られたりするたびにブチギレているクリリンを見ることの方が多かったのは悲しい限りだ。
とはいえチームの浮沈を握りうるクラッキ(名手)であることに変わりはないし、何より周りやサポーターに伝播する熱をわかりやすい形で示せるリーダーでもある。「誰が出ても変わらぬクォリティを」をテーマにするマリノスであっても、無理やりでも攻撃を成立させうるクリリンを伸び伸びとプレーさせられるかは明らかなキーポイント。コンディションを整えて、ぜひサッカーを楽しんで欲しい。
ゴール後のパフォーマンスではカメラの前で大好きなドラゴンボールの技を披露。クラブ公式ドキュメンタリーTheDAYやデジっちLINEライブなどカメラが回ってるところでは、ノリの良さを爆発させる。ただ会報誌で和田・水沼コンビには「人見知り」認定をされてる。単純に度が過ぎたストイックなのかもしれない。なぜクリリンがストイックの塊となったかは下記をご参照ください。
最近はエウに日本語を教えている。語学はリズムで覚えるタイプ。
FW 17 宮市亮(ミヤ、リオ、亮君)←7月ザンクトパウリ(独)から完全移籍
183cm/28歳
今から11年前、日本サッカー界に衝撃をもたらしたスピードスター。高卒でありながら行き先はJクラブではなくイングランドのビッグクラブ、アーセナル。初年度こそビザの関係でオランダのフェイエノールト(ここも名門)でのプレーを余儀なくされたが、行く先々でデカいヨーロッパのDFをぶっちぎる。当時では考え難いロマンを提供してくれていたありし日のワンダーボーイが、時を経てJリーグ初挑戦である。
武器は何と言ってもスピード。とはいえ度重なる怪我のせいか、渡欧直後のような爆発的なスピードはまだ見られない。そのかわり見えてきたのが、利き足ではない左足からのクロスと高さを活かしたヘディングだ。
右利きでありながら左サイドでの起用が主となっているため、「内側にドリブルしてシュートしたいのかな?」とも思った(※利き足と逆のサイドから内側に入った方がシュートは撃ちやすい)が、実際はクロスを上げる回数の方が多い。それも横浜名物「低め速め深め」の家系クロスをすんなりとやってのけた。しかも速い上にカーブもかけられているので相手DFにとっては対処しにくく、味方にとってはドンピシャというボールも蹴れそう。
またJリーグデビューとなった名古屋戦でも見せたが、逆サイドからのクロスにヘディングで合わせる動きも上々。元々180cm台と高さのある選手である上、彼とマッチアップするSBは世界的に見ても身長の高い選手が多いポジションではない。高確率で空中戦で勝てるアタッカーが1人増えたと見ていいだろう。やったねマスちゃん、高めのファークロスも使えるよ。
スピードだけじゃない武器を持ち合わせる亮君(マキシマムザ的な意味で)だが、なかなかメンバー入りしない点としては、Jリーグや日本人選手とのプレーへの適合があげられる。
たとえば守備対応は周りとまだズレてそうに見える。WGが前に飛び出さず相手のSBを捕まえておいた方がいい時も突っ込んでおり、味方のSBvs相手のWG+相手のSBという数的不利を作るシーンが散見される。無論毎回引くのが正しいわけではないが、周りの選手との認識のズレはまだありそうだ。
また、前所属のザンクトパウリが戦うブンデスリーガ2部などとJリーグのジャッジは異なるため、ついファウルでチームの流れを切ってしまうところもある。同じく逆輸入WGだったイッペイシノヅカ(現柏)も通った道なので仕方ないが、そのタックルで吹っ飛ばないのはせいぜい熊とかくらいじゃないかみたいな当たり方をしがちなのは要調整。
ただ、これらの課題は時間が解決してくれる問題でもある。周りの選手との練習の中で守備の勘所をつかんでもらって、だんだんファウルも減らせるようになれば彼固有のメリットを還元できるはず。かつてのワンダーボーイは、横浜で再び第二の春を謳歌できるか。
ザンクトパウリではチームメイトのシンガロングを誘ったように、美声の持ち主兼人懐っこいムードメイカータイプ。疑いなくガチの陽キャ。
試合に出られない時期もマリノスのチームメイトのインスタに必ずコメントするなど、周囲に溶け込む苦労はしなさそうな雰囲気がある。
一方でインタビューの数々には「怪我」というワードが必ずと言っていいほどつきまとう。選手人生の中で何度も怪我をしてきて、そのたびに考えさせられたのか、「サッカーができることって奇跡じゃん」と口にするまでになった。苦労人の多いマリノスだが、亮君と同じものの考え方をする選手はあまりいない気がする。
好きな食べ物は海ぶどうだが、旅行してみたいのは北海道。(詳しくはクラブ公式Podcast SPEAK OUT #11参照)
FW 23 仲川輝人(テル)
Embed from Getty Images161cm/28歳
失意のシーズンを味わった、2019年MVP兼得点王兼ベストイレブン。「最速でゴールを陥れ攻め続ける」2019年のマリノスを体現するようだったテルだが、繰り返される負傷に悩まされ、ゴールもなかなか奪えず苦しむ彼の姿は、皮肉にもまたチームを象徴するかのようだった。
だがテルは転んでもただでは起き上がらなかった。怪我でベンチに入れない時も若手に声をかけ、チームに対して思うことは口にしながら、フォアザチームを貫いた。公の場で「チームのために」を場当たり的に連呼するのではなく、全力のスプリントと見えにくい献身を欠かさず行うテルは、義侠心の厚い選手なのではないかと思う。
辛い時期を乗り越え臨んだACLのグループステージや終盤戦では、一昨年のキレに近しい動きを見せて健在をアピール。逆足のクロス、クロスに合わせるタイミング、SBや周りの良さも使うスペースメイクも含めたプレーの数々を見ていると、「やはりマリノスのWGはテルだな」と再確認できた。WGに求める必須要件を高水準で持ち合わせているイメージ。もっとも計算の立つアタッカーが帰ってきたと安堵感すら覚えた。
最多得点こそエリキとサントスにその座を譲ったものの、守備の時のパスコースの切り方からパスを引き出す動きまでチームの当たり前を高水準でこなす姿は、2019年の活躍がフロックでないことを示すには十分だったといえる。
しかし、一昨年一世を風靡した健さんとの縦関係は組織的な守備で対応されてしまった。今年はスピードを抑えられ足元にボールがある時も引き出しを見せつけていきたいところ。ついでにSNS不精も克服して愛犬レイくんの画像ももっと見せつけて欲しい。
クラブ公式LINEライブで高野遼の専売特許と思われた「エッサッサ」の経験者であるとことをバラされる。「あれちゃんと下は白じゃないとダメなんすよ」とコメントするなどこだわりは強…ってデジっちでは普通にジャージでやっとるやないかーい!!
FW 38 前田大然(大然和尚)
Embed from Getty Images170cm/24歳←嘘をつくなブラジル人を騙すな
ブラジリアンズに年齢詐称を疑われた回数恐らく国内で最も「韋駄天」と呼ばれた回数が多いだろう、めっちゃ速い方のスキンヘッド。クリリンとの見分け方はもはやスパイクの色とプレスの頻度くらい。テルで見慣れてるつもりだった筆者も、何回か噴き出すレベルで速い。
スピードは折り紙付だが「攻撃的なチームでプレーするのは初めて」と語るように、ボール保持時のプレーはテルや渓太と比べると物足りなかった。とりわけ逆足クロスとスペースを出入りするタイミングは改善の余地大いにあり。ぶち抜いたあとに明後日の方向へ飛んでいくクロスを悲しい目で見つめたマリサポも少なくないだろう。
WGとしては微妙との評価が付き纏った大然和尚だが、それでも持ち前のスピードとボール奪取は現有戦力にない武器。とりわけプレスの激しさは現有戦力でもピカイチであり、周りに疲労の色が見えようと和尚だけは元気にボールハンティングへ繰り出す。ホーム名古屋戦のなべこの決勝点は、和尚の謎加速によるボール確保から始まっていることを忘れてはならない。
急加速と方向転換ができるポテンシャルをフルに活かし強烈なプレッシャーをかけていく様は、一周回って相手ボールホルダーがノイローゼに陥らないかと心配になるレベル。彼の2度追い、3度追いがボールをじっくり持って攻めたがる相手を焦らせ、ゲーム全体を(マリノスがお好みな)速いテンポに突き動かすことも大いにある。
そもそも和尚は「なんかやってくれそう」感が強すぎた気がする。その割に数字が伸びないとかでヤキモキした人も多いのではなかろうか。速いしプレスも素晴らしいが、まだ和尚は開花しきってはいない。完成品のWGなのではなく、伸び代を大いに残したアタッカーなのだ。
いずれにせよ、エリキ、サントスがいなくなり、レオの合流が遅れる今は前線が不足している。チームは危機だが和尚にとってはアピールチャンスだ。当初想定のWGではなくCFとしてプレーしていたようだが、ぜひともプレーの幅を広げて数字に残る活躍を期待したい。「サッカーができる陸上選手」状態に陥ることのないよう、持ち前のスピードの使い所やボールをが磨かれれば、バージョンアップした姿で世界へもう一度カチコミをかけられるはず。
その見た目に反して自分を律してるのか群れるのを良しとしないのか、和田プロとパパ・ミズヌマからはクリリン同様人見知り認定。いっそ同郷のよしみで興國カルテットを舎弟にして前田組を作ってみるのも一興かもしれない。LINEライブなどを見ている限りは歳の近いオビちゃんと仲良し。
FW 41 杉本健勇(けんゆー、おすぎ)←7月浦和から期限付き加入
Embed from Getty Images187cm/29歳
シーズン半分で2桁ゴールを叩き出し代表入りし海外移籍までと、スターダムを2段飛ばしくらいで上り詰めたオナイウ阿道の移籍を受けてやってきた、長身イケメンサブスクリプション系FW。おいそこ2980とかいうんじゃない。
海外からやってきた王子様系イケメンユンカーに押し出され、流れ着いた先が盟友のイケメン扇原のいる横浜という登場人物の平均顔面偏差値の高い展開は「漫画か何か?」と思ってしまう。レンタル移籍なので浦和戦で点を取る河合竜二ムーブはかませないが、近年定期便のごとく主力を買われた浦和からついに返礼がやってきた。
彼の最大の強みは、長身FWらしさとらしくなさを併せ持っているところだろう。187cmの体躯を駆使したポストプレーと移籍後初ゴールからもわかる打点の高いヘッドは、フランスへ飛び立ったオナとも引けを取らない。往々にして高身長を売りにするFWは小回りが利かなかったりするが、けんゆーは違う。トップスピードも申し分なく、ボールタッチも細やか。さながら高級SUVのようなハイスペック大型FW、それがけんゆー。
ではなぜ浦和はそんなデキる人材を手放したか。それはきっと、有り余るポテンシャルをチームの枠組みの中で、ゲームの中で、最適なタイミングで使えなかったからではなかろうか。言葉を選ばず言い切ると、スペックを活用するOSたる頭脳に伸び代を抱えるからだと思う。
マリノス移籍後初戦、たしかにけんゆーは武器の数々を見せつけた。だが、それ以上に見せたのは、「こういう時どこにいればいいんだろう」と迷う姿だった。ハードワークと塩漬けを身上とした尹晶煥監督の薫陶を受けた選手なため、迷うとしこたま走りまくるが、大雑把に見えて繊細なマリノスのサッカーにおいてこの迷い走りはほころびの元となりかねない。
ポテンシャル特大、されどその武器の使い方を知らず、というのは大然和尚もそうだったし、なんなら彼だって今なお磨いている途中である。(パッと見タメっぽいが)和尚よりも歳上のけんゆーはもう伸びないというのであれば、40にしてビルドアップ能力が向上した中澤佑二や苦しみながらも上達していったティーラトンの例がある。ぜひここで特大のポテンシャルを花開かせてほしい。
ピッチ外でやんちゃしていた過去もあるためキャラクターを不安視する声もあったが、しんちゃん負傷時には真っ先に担架に駆け寄ったり、名古屋戦では追い上げの1発を叩き込んだあとチームを鼓舞したりするなど、熱い一面も見せている。髭ともみあげが繋がってるヤツは信用ならんとか言って本当にすまなかった。
FW 45 オナイウ阿道(オナ、アド)→7月トゥールーズ(仏)に移籍
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180cm/25歳
2020冬加入組の少ない生き残りにして、2021メンバーで数少ないCF。サントス、エリキ、エジガルを流出した今、マリノスのゴール数増はこの男に委ねられたと言っていい。大然和尚同様、「なんか豪快にやってくれそう」感が漂うためか期待も大きく、批判も多く浴びたシーズンだったと思う。もっとも最前線の選手でリーグ戦24試合4ゴールは物足りないことにオナイケおじさんとしても異論はない。
ただゴール以外は良かった。圧巻はホーム最終戦の浦和戦。トップ下で先発するとワンタッチで叩くプレーとボールキープを使い分けて攻撃を加速させる姿は、速攻でぶっちぎる2020終盤マリノスに打ってつけのトップ下像だった。これで点をとってくれてたら文句なしだったが
去年も早々にマリノスのサッカーへのフィットを見せたオナ。数字に残らない貢献はたしかに残して周りの信頼も得たはずなので、今年はもう一皮剥けてゴールも増やして欲しい。当人もゴールへの意識や「このチームにFWが少なく自分が点を取らねば」という意識は強い様子。
日本でも指折りの万能型CFとして名乗りを上げる重要なシーズンとなりそう。目指せハマのフィルミーノ。
周知の事実だろうがオナイケおじさんというネットミームがある。
としては千葉、浦和、山口(大分は未確認)と出没したオナイケおじさんたちの意志を繋いでオナイケーーーーー!と叫びたかった筆者だが、実際やってみると「おっ!オナ!あ、ワンタッチで叩いた…リターンきてオn、オナイカナーーーーーーーイ!」と思いの外オナイケできなかった気がする。(去年スタジアムで声は出せなかったので無声映画みたいなリアクションをして内心で叫んでた)そもそも先代たちはどのタイミングでオナイケしてたんだろう。疑問だ。
202109追記
うあああああああああああああああああ!!!!オナーーーーーーー!!!オナイクナァアアアアーーーーー!!!!!
公式戦27試合15ゴールと大爆発したと思いきやあれよあれよと代表まで上り詰め、さらに代表キャップ2試合目となるキルギス戦でハットトリックというド派手なパフォーマンスを披露したオナ。そりゃ世界が彼をほっとかないのも当然である。代表デビューから1ヶ月でフランス2部のトゥールーズに旅立ってしまった。移籍後も順調にゴールを重ね、すっかりチームの顔役になりつつあるようだ。
短期的に見ると、リーグ屈指の点取り屋まで成長したエースを引っこ抜かれたのは激痛である。
とはいえオナが移籍した際にも呟いたが、これでマリノスは2019年から様々なパターンで海外に選手を輩出するクラブとなった。(あとあとご指摘いただいたがAJが抜けてた。マジですまん)
これらの実績は、移籍先としてマリノスを選ぶ理由になりうるだろう。踏み台にされている気がしなくもないが、海外へ羽ばたく意志とスキルを持つ国内の有望な選手が集まってくれば、チームの強さ維持に繋がる。なんにせよ「入りたいクラブと思わせ続ける」という点は、持続可能な常勝軍団作りには欠かせない要素といえよう。オナの売却もSDGsの一環のようなものである。(移籍金はもっと釣り上げられるようになりたいが)
というわけで国内の野心ある選手たちはどんどん横浜からCFGの世界的プロジェクトに参画してほしい。
“どこよりも主観的でやかましい2021マリノス図鑑_FW編” への1件のフィードバック