【生まれながらの】主観的な2020シーズン昇格内定選手ずかん【トリコロール】

※トップチームの選手名鑑よりも数倍主観に満ちていますので、鵜呑みになさらぬようご注意ください。

どうも、「来年のユニが決まった」系マリサポのお市です。

ついに来ました来シーズンの新加入選手のお知らせ第2弾。(第1弾はオビちゃん)ユースからの昇格のお知らせです。あまりに引っ張りすぎて「今年は昇格無いんじゃないか」とすら気をモキモキ(©️森本貴幸)したマリサポはきっと私だけじゃないはずです。けど、蓋を開けてみれば3人も昇格するみたいです。YATTA!!

ただ、この時期のユースから昇格する選手って「ぶっちゃけどんな選手かわからない」ことが多いと思うんです。わからないから気になる方もそうでない方も、新たにプロの荒波に挑もうとする若人3人に少しでも注目していただくべく、今回もクッッソ主観的にこの3人について語らせていただきます。
写真はすべてマリサポ写真部のFuru(@furu14)さんからいただきました。公式顔負けの素晴らしい画をいただいております。

それでは、トップチーム昇格内定選手紹介、はっじまーるよー。
(ちなみにチームのサイトにも選手名鑑はありますので、そちらこそご参照ください)

 

DF 池田 航(いけだ こう)

F03S2MkI.jpg

ユースでの番号:5
ポジション:LSB
身長/体重:176cm/70kg

身長と体重の数字以上に、生で観るとがっしりしててガタイがいい「ユースのドゥトラ」(公称)。ユースでも当たり負けすることは少なく、対人守備の強さが目を引く。けどなんとなくドゥーさんというより金井貢史に近い気がする。その理由はスペース検知能力の高さゆえだと思う。走行距離は確かに長いが、ガムシャラに走るよりは、いて欲しい時にいて欲しいスペースにいてくれる。そう、たとえそこが相手ゴール前だったとしても。NSK(なぜそこに航)!

ただ、彼の最大の魅力はファンキーなポジショニングよりも、基礎技術の高さ。サイズを活かしたボールキープからサイズから想像しにくい細やかな反転もあっさりこなせる。ユースレベルでは相手のプレスを引き寄せ、隙間を通してボランチにつけ、ガラ空きの逆サイドを狙い撃ちさせるというブンちゃん顔負けのプレーをこなしていた。ボスの好みにもフィットしそうな気はするので、プロのスピードに合えばかなり楽しみ。

昇格する選手の中では唯一去年からレギュラーとしてユースの試合に出場していた選手で、去年日本一の座に輝いたチームでも異色を放っていた。同じテクいSBであるブンちゃんから色々盗んで、マリノスの左サイドを支えるドゥーさんのようなレジェンドになれるか。航、じゃなかった乞うご期待。

 

MF 松田 詠太郎(まつだ えいたろう)

nzDFygeE.jpg

ユースでの番号:11
ポジション:RWG
身長/体重:169cm/62kg

筆者は陰で「えいたろさん(こうしくんのハムタロサン風に)」と呼んでいる「疾風の如く、縦を突破する」(公称)サイドアタッカー。ウィングが崩しの主役を担う今のサッカーで遠藤渓太、椿直起に引き続きえいたろさんとウィングを自前で輩出できているのは、育成組織グッジョブといえる。

先に名前をあげた2人に比べると、サイドの奥深くえぐる縦突破が多い印象。そこからのクロスでアシストも多い。先に名前を挙げた2人の先輩と比べると、ウィングらしいウィングで、語弊を恐れず言うとマルティノスっぽい。2人に囲まれても果敢に縦突破を狙う姿も、ドリブルにこだわりを持っていたマルちゃんを彷彿とさせる。ゲーム展開に応じて攻め残りしたり、プレスのスイッチを入れたり、直感的なプレーとは裏腹に実直にタスクをこなす姿も(やる気のある時の)マルちゃんっぽい。
えぐったあとのラストパスの精度がかなり高く、クロスに期待が持てる。逆サイドを担当する相方の井出真太郎くん(プリンスリーグ関東得点ランキング首位)よりゴールこそ少ないが、アシスト数は荒稼ぎしている。

余談だが偶然筆者が初めて観に行ったユースの試合、神奈川県リーグのフロンターレU-18戦でBチームの右ウィングとしてえいたろさんが出ていたんだが、その時の姿が印象的だった。

苗字が同じ某闘将と同じなのもあって、割と感情を表に出すタイプかと思ったが、今シーズンは割と淡々と対面の相手をちぎってた。「冷静と情熱のあいだ」を行くスピードスターは、マリノスの花形ポジションを射止められるか。

 

FW ブラウンノア賢信(ぶらうんのあ けんしん)

iLfnutp7.jpg

ユースでの番号:17
ポジション:CF
身長/体重:188cm/76kg

うおおおおおおおお!!ノアーーーーーー!ノアイケーーーーーーー!…失礼しました。「フォアザチームを体現する規格外なFW」(公式)の煽り文のとおり、献身的に足りないところを補填しようと動いてくれるFW。似ている人はダヴィデ像。筋肉・骨格クラスタの皆さま、カメラのご用意を。

体格が体格なので、やれ「空中戦要員」や「ハー○ナーマ○ク」と色んなレッテルを貼られがちだが、空中戦を売りにしてる選手ではない。(ヘッドの打点は高いけど)どちらかというと長いストライドを活かしたスピードだったり、手足のリーチを活かしたボールキープとかのが魅力だったりする。ボールがなかなか前進できない時にノアくんのポストプレーで助かった試合は多かったはず。
ただ、ボールが自陣に押し下げられている時はDFラインを押し下げる役割なのか、露骨に試合から消えたりもしていた。その時の遠目で見守る姿すらも画になるので、やはり長身イケメンはずるい(なんの話や)

早い段階から世代別代表に選ばれており、多士済々だった去年のマリノスユースでもジョーカーとして定位置を確保していた。今年は2種登録されており、他の2名に先駆けてルヴァンカップでトップチームデビューを果たしている。この経歴だけ見るとエリート感がすごいが、当然彼はまだ完成されたストライカーというわけではないので、過度な期待は禁物。事実ルヴァンではなかなか試合に入れずに苦しんでいた。
けど、ただ身体能力を買われただけの選手でもない。11つ課題を見つけて、かつその進捗を確かに示せる賢い選手だと思う。その過程は時として泥臭く映るかもしれないが、観る人の心を確実に捉える。カウンターの時にグイグイ攻め上がったり、果敢にプレスをかけに行く彼の姿を見れば、きっとあなたも「ノアイケおじさん(お姉さん)」になること請け負いだ。

<この項・了>

コメントを残す