どこよりも主観的な横浜F・マリノス2019シーズン選手名鑑_ver1.2

目次

DF

2 ドゥシャン・ツェティノヴィッチ 30歳/183cm
(和尚、ドゥレ隊長、セルビア製松田直樹)

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マリノスが長らく求めた松田直樹の後釜となりえる闘将系攻め上がり大好き筋肉CB。そこはかとないジェイソン・ステイサム感があり、サメ映画に出てきそう。昨シーズン途中に加入し、ボンバー離脱以降はDFリーダーとして君臨した。闘将の2文字が相応しく、負け試合の夜は「悔しすぎて寝れない」と語るような純度100%のファイターである。

プレースタイルはいわゆる「前に出て潰す」タイプで、フィジカルと読みで相手FWからボールを奪い取ったあと、そのまま縦パスor持ち上がりが結構多い。1対1の守備対応も上手く、あっさりと相手とボールの間に体を入れる。だが、(致命的に遅いわけではないが)足の速さは特に感じないし、体の向きからパスコースがモロバレだったりする。ビルドに絡む意欲は強いんだが、スキルが意欲に伴っていない印象も受ける。またパスコースが無いと見るやゴリゴリと敵ブロックに向けて仕掛けていく癖がある。これがいい攻撃のアクセントになる時もあれば、相手の前プレの格好の的になる時もあるので、若干博打っぽい。昨年からの持ち越し課題である前プレの回避という意味では、和尚が積極的に行うビルドアップへの関与、その「精度」が鍵を握る。

とはいえ、高頻度で中盤のフィルターが機能不全に陥った去年のチームにおいて、和尚が最終ラインの門番として君臨してくれたことはマリサポ諸氏に大いなる安心感を与えたと思う。そして何より熱いキャラクター、相手が恐れるようなフィジカルは、どことなく天国へ遠征にいってしまったレジェンドの面影を思い出させる。今年もDFリーダーとして活躍してほしいところだ。あと有給多いから警告は減らそう。ぜひともジャッジと仲良くやってほしい。

ちなみにファンサはめちゃくちゃフレンドリーで、子どもや美女だけでなく私のようなヲタクにも気さくに接してくれる。英語が話せるので、可能な方は英語でコミュニケーションをとっていただきたい。意外とおしゃべり好きな和尚のキュートな一面が垣間見えるはずだ。

チームメイトだとイッペイちゃんと仲がいい。正月早々イッペイちゃんに(^ε^)するサービスショットが出回り、マリサポの一定層をざわつかせた。宮崎キャンプでのファンサでも、イッペイちゃんと行動する回数が多かったように思う。いいぞ、もっとやれ。

 

4 栗原勇蔵 35歳/183cm (勇蔵さん、ハマの若大将)

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いよいよフィールドプレイヤー最年長になった「ハマの若大将」。年男。昨年の公式戦の出場機会は限られていたため、去就が不安視されていたが、未だ衰えぬフィジカルとチーム内での存在の大きさを評価されたか、今年も残留。彼の契約延長にホッと胸を撫で下ろしたマリサポも多かったと思う。

「堅守のマリノス」の象徴としてボンバーとCBコンビを組んでいた彼も、今ではドゥシャンとチアゴ、さらには畠中の後塵を拝してしまっている。その理由の1つが、ビルドアップ時の貢献度の低さにある。現代サッカーにおいては、向かってくるFWをフィジカルでねじ伏せる、それだけではCBは評価されなくなってしまっている。ましてや今のマリノスのように、GKやDFからショートパスを繋いでボールを運ぶサッカーではなおさらだ。精度自体は決して悪くないロングフィードを持ち合わせるが、ボスから求められている要件はそれだけでは満たせない。

だが、同じことを中澤佑二も言われていた。ハイラインを敷くパスサッカーに、スピードの劣化が目立ち足元が優れないボンバーの居場所は無いと囁かれた。それでもボンバーは不惑にしてそのプレースタイルを進化させ、ビルドアップでも貢献してみせた。限界説を唱えた評論家の予想を裏切ったのだ。「人はどんな年齢であっても成長できる」「歳なんてただの数字」ということを体現してみせたのだ。

ボンバーとの比較なぞ何度されたかわからないし、いちファンの私が言うのもおこがましい。だが、ボンバーが「中澤佑二ver.4.0」をキャリアの最終盤に見せたように、勇蔵さんにもバージョンアップをしてほしいと思うのもまたファンの心理。いまだに外国籍ストライカーをねじ伏せられるフィジカルと長年の経験を武器に、もう一度トリコロールの最終ラインに君臨してほしい。宮崎キャンプでの練習試合は桜に移籍した都倉とバチバチやりあった上でクリーンシートに持ち込んだとのこと。セットプレーでも打点の高いヘッドを叩き込んでいる。まだまだ老け込むには早い。

あと怪我は本っっっっっ当に避けてほしい。3バック実施時とかに勇蔵さんに怪我されたら一巻の終わりである。最近はインスタにハマっており、結構な頻度で大津パイセンとかを盗撮してる。

5 ティーラトン・ブンマタン 29歳/172cm(ブンチャン) NEW!!

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山中亮輔が浦和に引っこ抜かれて1週間弱で電撃的に補填されたタイ代表左サイドバック。ファンサがとにかく丁寧で、こっちがお願いしてサインをもらってるはずなのに、サインし終えたら画像のように合掌して「アリガトウ」と言ってくれる。ファンサしてもらっただけだが、なんか徳を積んだ気持ちになれる。母国で押しも押されもせぬスター選手だという驕りみたいなものは全く感じさせない好人物。

アジアカップでのパフォーマンスよろしく、頻繁に内側に絞るプレー傾向がある。そのため偽SBも自然にできていた印象。来日前はIHとしてのプレー経験もあるため、360度からプレッシャーを受ける感覚も慣れていそう。

ただ、内に絞るのもタッチライン際を駆け上がるのも自分の判断でやっている節がある。合流が遅かったためか、チームとしての決まりごとの理解度は低かった。
宮崎キャンプの紅白戦では左CBに入ったしんちゃんに、「その位置じゃパス出せねえ」とばかりに身振り手振り込みで指摘されるシーンも。また前任者の山中、ライバルの高野と比べると明らかに足は遅く、1対1での守備の強度も不足している。

だが、そんな欠点を補って余りあるブンチャンの美徳がキック精度だ。左足から繰り出されるパスは距離や浮き玉かゴロかとか関係なしに精度が高い。
キャンプで行ったハーフスペースへの中距離パス(健さんがテルによく出したパス)練習ではいいボールを供給し続けた。下平匠のような後方からパスでウィングを操るタイプのSBか。
さらにはニア/ファー、遅い/速い関係なしにボールを供給できるため、セットプレーのキッカーとしても期待できる。

真面目な人柄に疑いはなく、攻守の連携の改善も時間の問題かと。単に話題性を求めての補強としてではなく、山中の穴を補って余りある活躍を期待したい、、、
が、このブログを書いている間に開幕アウトがほぼ濃厚に。流石にアジアカップ後間髪入れずにキャンプというのはしんどかったか。本領発揮はまだ少し先になりそう。
ポジションが近くキャンプのホテルも同部屋で康太と仲が良く、甲高い声で「コウタ!」と呼んでいた。かわいい。

13 チアゴ・マルチンス 23歳/185cm(チアゴ、チーちゃん)

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昨年夏にブラジルの名門パルメイラスからレンタル移籍で加入した、デニスの植野に似てる身体能力お化け系CB。レンタル期間は今年いっぱいとか(ポルトガル語)

勇蔵さん曰く「テルより速い」というだけあってワケわかんないくらい速いため、広範囲をカバーリングできる。また1対1守備時は謎の角度から脚が伸びてくるし、当たり負けもほぼしない。和尚と2人で強面コンビを形成し、用心棒のごとくゴール前に立ちはだかる。ポテンシャルだけで言えばJリーグのレベルを超えている。いつヨーロッパのクラブにドナドナされてもおかしくない逸材なので、クラブは全力でバイアウトを狙って欲しい。ずっと残ってくれは難しいかもしれないが、せめて移籍金だけでも。。。

ただ、攻撃時も守備時もポジショニングがだいぶヤバい。落下地点予測からパスをもらう時のボール保持者との距離感まで、1試合に2回くらい「!?」という位置どりがある。Jリーグのレベルであれば、どんなにヤバいポジショニングをしても、たいてい足の速さやら身体の強さでリカバリーできてしまう。だが、川崎の小林や仙台の石原のような駆け引きを好むストライカーを相手にすると、その辺の杜撰さを狙われ、たちまちカモられる。身体能力でやりくりできてしまう今だからこそ、読みと判断力を磨いてほしい。あと嫁やタカとリフティングに興じるくらいボール大好きな割にびっくりどっきりトラップをしたり、ビルドアップ時のプレー選択もあんまり後先考えてなさそう。課題もとい伸び代だらけのダイヤの原石である彼が、今年どこまで成長できるか。

なお今年は「キャラ変したか」と噂されるくらいに、いきなりチームのムードメーカーの座を獲得した。高校デビューのような自分で作り上げたキャラではなく、もともとがこういうキャラだったのかなとも思う。去年もルヴァン決勝の前に自宅にチームメイト誘って焼肉パーティとかしてたし。持ち前のハスキーボイスでタカや飯倉氏といった主軸メンバーに絡みまくる。

16 高野遼 24歳/171cm (たかのん) NEW!!

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甲府から1年半のレンタルを経て帰ってきた、育成組織出身のエッサッサ系左サイドバック。甲府からの延長オファーはもちろん、他のJ1クラブからのオファーも蹴ったらしい。日体大からマリノスに入った時同様、帰巣本能が働いたか。

ボスによる魔改造前の山中亮輔を彷彿とさせる直線的なプレースタイルで、タッチライン際を激しく上下動するスタミナとスピード、そして速いクロスを可能にする左足のキックが魅力。AJをして「槍」と言わしめた。1次キャンプ地である石垣島の印象を聞かれて「気候が暖かくて筋肉に優しい」という旨の発言をするなど、筋肉ヲタクであることが濃厚。(思いっきり噛んだことはあえて触れないでおこう)

直線的なプレーが持ち味の彼が特殊なマリノスのサイドバックをやれるのか?とか、J1で実績が無い彼が山中の後釜でいいのか?とか不安は色々あるが、貪欲に色々取り入れている。
その甲斐あってか、ブンチャン負傷離脱前から練習試合ではレギュラー組としてプレー。元から持ち味としていた球際でのバチバチ感はもちろん、本人は「ピッチ上で迷子になっている」と語りながらも内に絞る動きも見せつつある様子。クリリンやAJとのコンビネーションに磨きがかかれば、ブンチャン復帰後もそのまま主力として定着する可能性もある。プレーの幅を広げて、ぜひとも「ハマのバンジャマン・メンディ」として花開いて欲しい。遅刻癖とかSNS中毒なところは真似しなくていいけど。

18 広瀬陸斗 23歳/172cm (りくと) NEW!!

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徳島から完全移籍で加入した若き右サイドバック、ヒロセ・ジュニオール(HJ)。マリノスが4人保有するJの1人。父は浦和のレジェンド広瀬治で、自身も浦和の育成組織出身。流れ流れてたどり着いた徳島で、リカルド・ロドリゲスことリカ将からポジショナルプレーやら内に絞った時のプレーを仕込まれた。日本では珍しい、魔改造済のサイドバックである。新加入選手たちが頭を抱える横で「これヴォルティスでやったやつだ!」といち早く適応…して欲しいが、本人曰く売りは「キックの精度や上下運動」らしい。ちなみに徳島ではWBもやってたので、3バックもいけるクチである。

キャリアを通して怪我に泣かされたシーズンが多い。特に昨年、一昨年と負傷離脱が多かったようで、徳島サポは「広瀬がフル稼働してくれさえすれば、、、」と嘆いたとか嘆いてなかったとか。上の動画で本人が述べているように「ひさびさにサッカーしてる感がある」くらい実戦から遠のいているのは不安材料か。

だが、安心してほしい。ウチにはグレッグフィジコや小暮パフォーマンストレーナーがいる。大津パイセンもタカも、なんなら君のポジション争いの相手である健さんもスペランカー体質を指摘されてたけど、マリノス加入以後は大きな怪我なくここまで来た。体質面での魔改造も受けて、今までの鬱憤を晴らすかのようなパフォーマンスを見せて欲しい。
最近インスタを始めたが、「荷台に座るブンチャン」を撮るなどシュールな笑いを提供してくれる。遠目に見ると髪型が近いAJと似てると言われがちだが、よく行動を共にする畠中にもちょっと似てる。\陸斗だよ/

27 松原健 25歳/180cm (健さん)

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いよいよ主力として定着した、リオ世代の右サイドバック。日本人サイドバックとしては大柄な体躯に、ボールを引き出す細やかな技術や賢さ、「一級ウィング操縦士」の資格を差し上げたくなるような、ウィングを走らせる高精度のパスを装備している。漫画「アオアシ」読者にはグッとくる、司令塔型のサイドバックである。昨年のマリノスにとってのターニングポイントだったテルの覚醒の恩恵を受けた1人でもあり、その立役者でもある。

課題の守備はだんだん改善してきたけど、1対1、1対他どちらもまだ微妙。前者についてはキャンプから体幹を鍛え始めているし、後者については周囲との連携でやりくりできるポイントではある。改善した様をコンスタントに見せられれば、得意の鋭いスルーパスや、たまに出てくる謎ミドルを代表の舞台で見られるかもしれない。。。とか言っていたら、練習試合のアビスパ戦でがっつり失点に絡んでしまい、次の練習試合ではサブ組送りにさせられた。強力なライバルであるりくとの存在もあるため、去年の主力といえどうかうかしてられない。改めてポジション争いを制し、代表へ駆け上がって欲しい。

去年からマリノスは、やれ偽SBだハーフスペースの封鎖だとSBに複雑なタスクを求めている。だが、去年の試行錯誤を経験者したSBもいよいよ健さん1人になってしまった。自分の成長もさることながら、ほかのSBたちの先導役となりながら、チームの底上げにも貢献して欲しい。

いとこはミス青学の大江穂乃佳さんらしい。大江さんも健さんも明言はしていないが、たしかに顔の骨格が似てなくもない。

健さんも美形の遺伝子なだけあって、顔が小さく脚が長い。夏場になるとよくパンツの裾を上げてブルマっぽい履き方をして、美脚を惜しげも無く晒す。ポジションだけでなくパンツの裾も可変である。

44 畠中槙之輔 24歳/184cm (しんちゃん)

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夏場崩壊しかけたトリコロールの最終ラインに現れた、チャラい現代的なCB。マリオカート大好き。ヴェルディからやってきた経緯もあって「ボンバーの正当後継者や!」と期待する声も多く出ているが、そのプレースタイルは全く異なる。横浜生まれヴェルディユース育ちテクい奴らはだいたい友達。さらにはロティーナ監督の薫陶も受けているため、足元の技術、プレー判断から身体の向きに至るまで上手い。とりわけ自分で考えて相手の嫌がるところを突くポジショニングができる点は特筆に値する。前プレする相手FWを位置どり1つで混乱させられるため、現有戦力のCBの中で最もビルドアップが安心できる。昨年終盤に前プレ地獄に陥った時には、しんちゃん待望論を口にしたマリサポも多かった。

だが、なかなか和尚とチーちゃんの牙城が崩せていない。スピードも別に遅いってわけではないんだが、1対1のときあっさりぶち抜かれるシーンを見ると、J1のアタッカーとの間合いの詰め方を見誤っていたようにも思う。有り体に言ってしまえば、J2とJ1の違いに適応しきれなかった。どんなに攻撃の起点になるといっても、CBの仕事は守備が肝である。ビルドアップ能力がしんちゃんよりも劣るにしても、対人守備やカバーリングに長ける和尚やチーちゃんの方が優先的に起用されるのも無理はない。

だが、しんちゃんのようにビルドアップで大きな貢献ができるCBは、日本では大変稀有だ。タイプが近い板倉がマンチェスター・シティに買われていったことを考えると、世界的に見ても求められる人材だといえる。たしかに助っ人CBコンビは高い壁ではあるが、この2人にも負けない守備能力をつければ、いよいよ代表入りや海外挑戦といった次のステージが見えてくるだろう。しんちゃんを安心して使えるようになれば、ビルドアップのパターン増加を狙うマリノスにとっても大きいはずだ。チームのためにも個人のキャリアのためにも、是非とも大躍進のシーズンにして欲しい。

ちなみに猫派でインスタストーリーはもっぱら飼い猫の動画。仕事で辛くなったらしんちゃんのインスタストーリーを開いて欲しい。今年加入した同年代のりくとと仲良し。

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