どこよりも主観的な横浜F・マリノス2019シーズン選手名鑑_ver1.2

目次

GK

1 パク・イルギュ 29歳/180cm NEW!! (パギ)

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去年のJ3で旋風を巻き起こして優勝したFC琉球、その主将兼最後の砦兼攻撃の出発点というキーマン中のキーマンがパギことパク・イルギュである。韓国国籍だが埼玉生まれ埼玉育ち。「日本の高校を卒業している選手は1人だけ日本人扱い可能」というルールに則れば日本人選手として扱われる。けどこのルールはイッペイちゃんにも適用できる。果たしてどちらがこの枠に収まるのだろうか。
(2019/2/17:非一条校出身のため上記ルールの対象にはならず、外国籍枠扱い)
ちなみにそのプレースタイルから、Twitterでも名うての有識者、とれぱん先生は彼のことを「J3のノイアー」と呼んだ。

琉球時代のパギの無双っぷりはこの辺りとかこの辺りを見ていただきたい。

飯倉同様に守備範囲が広く、足元の技術にも長けるもよう。実際キャンプで初めて彼のプレーを見たが、その評判に偽りはなさそうだ。
またパントキックのフォームもきれいで、バックスピンの効いたいいボールを供給できそう。マリノスの前線は曖昧なボールを放り込んでもおkというようなパトリックまたはウェリントン的存在はいないので、精度が高く弾道が低いボールはビルドアップ不全に陥った時の助け舟になりえる。あとコーチングがかなり的確。「フィールドプレイヤーが気付いてないことを気付かせる」のに重きを置いた端的な指示だった。若いチームにとって有難いリーダーシップだ。

スタイルがチームに合っていて、リーダーシップもある。J3にはきっといなかったであろうクラスのアタッカーがうようよいるJ1でも琉球時代のプレーができれば、歓声が大きくコーチングが通りにくいだろうJ1に慣れれば、飯倉氏とのレギュラー争いを制する可能性もある。J3を主戦場にしていた選手が、J1のクラブの正守護神になる、、、というシンデレラストーリーを作れるか期待したい。あとイケメンである。

 

21 飯倉大樹 33歳/181cm (飯倉氏)

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去年のマリノスに起こったアタッキング・フットボール革命の旗頭ともいえる存在。開幕戦は自陣ゴール付近ではなく、タッチライン際のジョグで水を飲みに行くという荒技も実施。明らかにおかしいヒートマップを描き、話題をさらった。

そんな序盤戦は、常軌を逸したハイラインの裏をしこたま走って埋めた結果、あっさりロングシュートを被弾する(人呼んで飯倉チャレンジ)という図式を繰り返していた。
徐々にチームが「さすがにやばい」とラインを下げた辺りからは飯倉チャレンジの憂き目に遭うこともなくなった。とはいえDFライン裏が広いのには変わりないし、ビルドアップのところであっさり詰まってショートカウンターを受けるし、と受難の日々は最後まで続いた。昨シーズンを振り返った彼のインタビューには、「手応えはある一方で結果が伴わない」もどかしさや苦しさが如実に語られていた。

そんな苦難の日々の中でも、安定したセービング能力と飛び出しタイミングで失点を防ぎまくる姿はとても頼もしかった。おびただしい量の失点を喫した昨年だが、飯倉氏じゃなければもっと失点していたかもしれないし、なんなら残留もできなかったかもしれない。さらに特筆すべきはそのキャッチングへのこだわり。パンチングでただ弾けばいいのではなく、それより一歩早めに予測して余裕を持ちキャッチする。そこからパントキックや近くの選手への配球(ディストリビューション)につなげる。防ぐだけに止まらず、攻撃の第一歩となる「シゲさんの教え」を体現する飯倉氏がいたからこそ、マリノスは攻撃的でいられ続けた。
ストライカーがゴール数で評価されるように、GKも失点数だけで評価されがちだ。けれど、試合の至る所に込められた飯倉氏の「こだわり」がゲームを下支えしていることは、覚えておきたい。

そんな「こだわり」をもって、昨季GK陣の中図抜けた存在であり続けた飯倉氏だが、今年はパギの加入によりレギュラー安泰とも言えなくなってきた。時折発動するゴールキック時などの判断ミス、少しずつ改善傾向にあるがまだ弱点になってしまうハイボールへの不安もなくし、競争の中でもう一皮剥けるか。謎のファッションセンスだけでなく、こういう判断も磨いてくれれば、去年の苦悩も報われる結果がついてくるに違いない。あと言うまでもなくイケメンである。たとえ私服が”特徴的”だとしても。

 

31 杉本大地 25歳/186cm (大地)

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去年、飯倉氏とは別の意味で受難のシーズンを送ったリオ世代の長身GK。ルヴァンで出場機会をつかんだと思ったら、西山(ラインメール青森に期限移籍)と接触して失点を招くなどビミョーなパフォーマンスに終始。一昨年ルヴァンで好プレーを垣間見せ、第2GKの座を射止めたのと反対に、一気に立場が微妙になってしまった。プレーエリアは広くなく、堅実なゴールキーピングが売りの彼にいきなりボスが求めるGK像を体現せよ、という方が無理だったか?とも後になって思う。

だが大地の受難はそれだけじゃなかった。その矢先に怪我(ヘルニア)をしてしまい、ベンチ入りすら入れない時期が続いたのだ。高すぎる飯倉氏の壁を前にし、ただでさえ試合出場から遠ざかっていたのに、さらに怪我。その時の彼の心労はいかばかりだっただろうか。
だが練習を見学した時の大地は、黙々とリハビリメニューをこなし、暗い顔も見せず奇声をあげて場の雰囲気を盛り上げながら練習に取り組んでいた。

彼自身のキャリア的には大きな足踏みの1年だっただろうが、その分我々マリサポにとっては大地のムードメーカーとしての側面、そして人格を垣間見たシーズンだったのではないか。

だが、畜生としか言いようがない私生活を過ごすクルトワがレアル・マドリーの正守護神であるように、残念ながらサッカーは人格者だからといって成功が約束されているものでもない。実力こそすべての残酷な世界である。地道に積み上げた努力を花咲かせ、パギと飯倉氏のレギュラー争いに割って入る活躍ができるか。とりあえず今年はタッチライン際のジョグを飲もう。あと一昨年のファン感で「杉本大地 顎」でエゴサしていると聞いたけど、十分イケメンだから気にしないようにしてほしい。

 

32 原田岳 22歳/187cm (岳、レジェンド原田)

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髪型が安定しないユース上がり3年目の大型GK。ゆるふわパーマになったかと思いきや突如角刈りになったり。これで足元も上手ければ現代的なGKとして期待大。。。なのだが、フィールドプレーヤーと混じって練習してると、ちょっと怪しい感じのボールタッチをしたりしていた。だが残念ながら公式戦出場記録がなく、彼のプレーぶりを見たことがないので、実際どんなプレイヤーなのかは語れない。今もなおベールに包まれた「秘密兵器」である。なお、いじられキャラとしては既に遺憾無くその才能を発揮している。ボンバーにはキクマリで毎度いじられていたし、今年のキャンプでもアイスバスに氷を追加されたり、仲川先輩になかなか出させてもらえなかったりと「かわいがり」を受けている。昨年までの公式プロフィールの写真がかなり優しそうで朴訥な表情を浮かべており、きっといいやつなんだろうということが見て取れる。いいやつゆえにいじられてしまうのだろうか。

昨シーズン末に行われた湘南とのOBマッチには(キーパーのOBが足りなかったのか)なぜか出場。レジェンドマッチの名に恥じぬ空気の読めなさハイパフォーマンスを発揮する。今年はぜひそのパフォーマンスを公式戦でも発揮し、真の意味でレジェンドになってほしいところだ。イケメンかどうかは別として、彼の周りにはマイナスイオンが飛んでそう。

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