【遠征飯は】Jリーグ第12節 vs名古屋 (マッチプレビュー)【マウンテン】

前振り

La familia de trocolore バモバモバモマリノス

We Are Marinos 苦しい時でも 挫けること無く さあ立ち上がれ

We Are Marinos 自分を信じて なかまを信じて さあ立ち上がれ

ということで情熱と誇りを胸に、名古屋にそびえたつ山こと喫茶店「マウンテン」の甘口いちごスパを攻略してきました。
一人で完食することをこの界隈では「単独登頂」と呼ぶそうです。
無事シェルパのお世話になることもなく「単独登頂」キメてきました。やったぜ。

ちなみにこの喫茶店は他にもまっとうなメニューもありましたが、一緒に行った友人からこんな煽りを受けていたので引くわけにはいきませんでした。

それに前節磐田戦後の我らがポステコグルー監督(以下、ボス)も「メンタル」を課題に挙げていましたしね。まずはサポである自分がメンタルを鍛えようと、勇猛果敢にいちごスパに挑んでみました次第です。

美味しい遠征飯情報を求めて当ページを開いた皆様、申し訳ございません。以後ちゃんと美味しいごはんの話をするよう前向きに検討するよう鋭意努力いたします。

 

プレビュー(らしきもの)

で、なんでしたっけ。そうそう、名古屋戦に向けた雑感を懲りずに投下しようと思います。連戦は選手もきついですけどブロガー泣かせでもありますね・・・きちんと毎節更新されている諸先輩方、素晴らしいです。

対戦相手基本情報

  • コーナーキック守備はニアにストーンが2~3枚、あとはマンマークの体制。ニアで弾く意識が強く、中央およびファーサイドはオーストラリア代表GKランゲラクが反応しているケースが多い。
  • 磐田のカミンスキーのように「キャッチ後即パントキック」というロングカウンターの図式はあまり見られず。(もったいない)
  • リーグ戦で喫した23失点の内訳は、ショートパスからの失点が7失点と最多であり、その次にクロス(5失点)、セットプレー(4失点)と続く。(Foorball Labより
  • リーグ戦での11得点の内訳は、セットプレーからの得点が5得点と最多であり、その次にクロス(2得点)、スルーパス(1得点)と続く。なお得点は全てブラジル人。(Foorball Labより
  • 自陣ビルドアップのバリエーションは豊富で、2CBの間にドイスボランチの片方が降りて3バックのような陣形を構成するケース、両SBが上がり2CBが開いてドイスボランチと台形を構成するケースもある。

lineup

注目ポイント

  • 攻撃時のバイタルエリアの管理

攻撃時のバイタルエリアの管理

これは名古屋が相手だから、というより我々がここ数試合抱えている課題ですが・・・。
ここ最近の守備が瓦解する仕組みを如実に表したのが、10節札幌戦のシーンかと思われます。

磐田戦は特にこの黄色円のスペース(バイタルエリア)を、サイドとの連携でガンガン使われたように思われます。

このエリアを日本ではバイタルエリアと呼び、ケアすべき重要なポイントであると考えていますが、その裏付けを真剣に考えたのがイングランドです。

「富一(とみいち)」の愛称で知られる富山第一高の監督である大塚監督がわかりやすく解説してくださっているので、引用いたします。

 仮にサッカーフィールドのハーフコートに縦2本、横2本のラインを加えたとしよう。すると縦と横にそれぞれ3つ、合計すると9つのゾーンが生まれる。それをフルコートで見た場合、ピッチ全体を18分割できる。

この計18のゾーンを、自陣右から1、2、3……と数えると、相手陣内ペナルティーエリア前の中央付近が14番目となる。この14番目のエリア=14ゾーンこそ、ゴールを奪う上で重要となる。

「日本で言う“バイタルエリア”を、イングランドでは14ゾーンと呼んでいます。膨大な量の分析の結果、得点の9割はボールがそこを通過もしくは経由していることが分かったんです。この14ゾーンからスルーパス、ワンツー、サイドへの展開、ミドルシュートと幅広い選択肢の中で、選手達が状況に合わせて質の高い判断をすることで、最終的にゴールに繋がっている。だからこそ、我々はそこをいかに有効活用できるか、守備面ではそこを通過させないようにするかを考えて、フォーメーションや戦術を組み立てました」(大塚監督)

富山第一・大塚監督の革新的戦術。 攻撃的5バックと“14ゾーン”とは?
(安藤隆人 Number Web 2017/12/26)

zones

大塚監督曰く「得点の9割はボールがそこを通過もしくは経由している」というエリアは、奇しくも先ほどの黄色円のスペースと被っています。つまり、現在の我々はこの重要なエリアを空けてしまっており、失点がなかなか減らないことと無関係ではないと言えるでしょう。

よって、このバイタルエリア(もとい14番目のエリア)を締める必要があるのですが、なかなかどうして上手くできていません。その理由としては、「陣形を崩しながら攻めすぎている」ことが挙げられます。手前味噌ですが過去エントリーでその点について触れているので、よろしければぜひご参照いただきますよう(∩´∀`)∩【アンリシャルパンティエは】Jリーグ第8節 vs神戸 (マッチプレビュー)【ピスタチオのブリュレが美味い】

ボールロストの位置を考慮にいれた攻めをすること、そしてその際にケアすべきエリアに人員を配置していること。ボスの提唱するアタッキング・フットボールは、決して守備を犠牲にしてまでも攻撃するという概念ではないはずです。

相手にはジョーやシャビエルといったカウンターを一発で仕留められる上質のアタッカーがいるので、なおのこと気をつけていきたいところです。とりわけシャビエルは2トップの一角というポジションに縛られることなく、このバイタルエリアを好んで使います。また、青木や和泉といったサイドアタッカーとの連携にもこのエリアが使われるでしょう。攻めている時、被カウンターの危険にさらされる前に、バイタルエリアのケアを心掛けていきたいところですね。

あとがき

ちょっと今回我々の課題にばかりフォーカスしてしまったので、改めて名古屋の話を。
名古屋のセレッソとの試合でとても気になったのが、速めのリスタートの際の対応の遅さです。とりわけスローインからそのままサイドを突破されるシーンが目につきました。スタメン復帰がささやかれる松原健などは、スローイン時に相手の穴を突くのが上手いので、期待したいところです。

また、名古屋は守備時に5バック化することが多いので、ハーフスペース(CBとSBの間のスペース。あまじゅんの大好物。)に侵入しづらいシーンがあると思います。その際に片方のサイドに偏重することなく攻め続けられるかも見所です。

この試合、絶対に勝ちを収めたいところです。チーム状況からしても、そして痛みを伴っても勝利を願ったオレのためにも・・・笑

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